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アルコール依存症診断指標としての死体血中異常トランスフェリンの検出

研究課題

研究課題/領域番号 06670450
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関山形大学

研究代表者

梅津 和夫  山形大学, 医学部, 助教授 (10091828)

研究分担者 鈴木 庸夫  山形大学, 医学部, 教授 (70004588)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードトランスフェリン / シアル酸 / アルコール依存症 / 死体血清
研究概要

アルコール依存症患者にはトランスフェリンの糖鎖のシアル酸減少を伴う異常トランスフェリンがしばしば検出される。これはアルコール依存症患者の生化学指標として注目されている。
今回、アルコール依存症患者血清および解剖死体血清からの異常トランスフェリンの検出を行ない、次のような知見を得た。
1.アルコール依存症患者の大部分から異常トランスフェリンが検出され、禁酒後このバンドは消失する傾向にあったが、この程度には大きな個人差が存在した。
2.アルコール依存症以外の病人血清並びに健康成人血清からはほとんど検出されなかった。
3.解剖された血清からも約2割の高率に異常トランスフェインバンドが検出され、ほとんどの例で生前の連続飲酒が認められた。特に中年〜老人にみられることから、長い飲酒歴が必要と考えられた。
4.死亡後、採決までかなり長時間経過していても、トランスフェリンのバンドが検出される限り、異常トランスフェリンバンドの検出が可能であった。
以上のことから、死体血清からも充分にアルコール依存症の判定が可能であることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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