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無ハプトグロビン血症の遺伝的解析

研究課題

研究課題/領域番号 06670473
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 法医学
研究機関久留米大学

研究代表者

木村 博司  久留米大学, 医学部, 教授 (20112039)

研究分担者 神田 芳郎  久留米大学, 医学部, 助手 (90231307)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード無Hp血症 / 遺伝子多型 / deletion
研究概要

我々が経験した無(あるいは低)ハプトグロビン(Hp)血症の家族の表現型は以下のようであった。
この家族から白血球のゲノムDNAを抽出してRFLP法によりHpの遺伝子型を調べたところ父Hp2、母Hp2-1、子1 Hp2、子2 Hp1であった。また彼らのHp promoter領域の遺伝子配列を調べたところpromoter領域には以前報告されたHp promoterの配列と差はなかった。また無Hp血症といってもHpが全く血清中に存在しないわけではないのでELSA法を用いて血清Hp量を定量した。80名の健康人(20〜50才)の測定値は0.31〜4.89mg/mlであった。
父0.15mg/ml、母1.63mg/ml、子10.01mg/ml子20.50mg/mlであり、母及び子2の血清Hp量は正常範囲であったが、父及び子1は低い値であった。
これらのことから少なくともこの家系では無Hp原因としてHp^0遺伝子の存在は考えにくく、またプロモーター領域の異常によるものも否定された。そこで今後は、この家族のHp遺伝子をクローニングして、異常の有無を同定して行く予定である。また、この家系ではHpの遺伝子型が父2、母2-1であるにもかかわらず子2が1型であることから父或は子2についてHp遺伝子のdeletionの可能性が示唆された。そこで現在サザンブロット法を用いてHp遺伝子のdeletionを検索中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yoshiro Koda: "Detection of G to A Missense Mutation of Lewis-Negative Gene by PCR on Genomic DNA" Vox Sanguinis. 67. 327-328 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Baojie Wang: "Quantitative Analysis of Le^a and Le^b Antigens in Human Saliva" Vox Sanguinis. 66. 280-286 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Baojie Wang: "Measuring H type 1 and H type 2 antigens in human saliva by immunoassay using artificial antigens as standard substances" Forensic Science Intemational. 67. 1-8 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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