研究課題/領域番号 |
06670484
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小守 壽文 大阪大学, 医学部, 助手 (00252677)
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研究分担者 |
吉田 進昭 大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 免疫部門, 部長 (10250341)
谷 慶彦 大阪大学, 医学部, 助手 (10252652)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | TdT / リンパ球レパトア / ジーンターゲティング / T細胞レセプター / 免疫ブロブリン |
研究概要 |
1.Tdtプロモーター領域をPGKneo遺伝子、lckプロモーター、あるいはEμV_Hプロモータで置換し、PGKneo,PGKtkを含んだターゲティングベクターを作製し、これらのベクターをelectroporationblotによりES細胞に導入、G418、gancyclovirによる二重選別後、Southernによりそれぞれのノックアウトクローンを同定した。 2.これらのノックアウトクローンをC57BL6のblastocystに注入し、毛色によるキメリ ズムが70-100%の雄のキメラマウスを数匹づつ得た。 3.これらの雄のキメラマウスを雌のC57BL6と交配させた。PGKneo遺伝子、あるいはEμV_Hプロモーターで置換したキメラマウスは全てgermline transmissionし、それぞれのヘテロ接合体が得られた。更にこのヘテロ接合体を交配させホモ接合体も得ている。すなわち、いわゆるTdtノックアウトマウスとTdtのプロモーター領域がEμV_Hプロモーターで置換された二種類のホモ接合体を得たわけである。lckプロモーターで置換したキメラマウスは、現在雌のC57BL6との交配を開始した所である。 4.EμV_Hプロモーターで置換したホモ接合体の胸腺細胞と脾臓細胞を抗Tdt抗体で染色したところ、T細胞で弱くそして本来染色されないB細胞で強く染色された。現在T細胞のβ鎖遺伝子、B細胞のIgH鎖遺伝子及びL鎖遺伝子のN領域の有無を、PCR法により各V(D)J結合部を増幅し、塩基配列を検索中である。
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