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抗接着分子抗体と核抗原の同時投与によるトレランスの導入とループス腎炎の発症予防

研究課題

研究課題/領域番号 06670496
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関自治医科大学

研究代表者

簑田 清次  自治医科大学, 医学部, 助教授 (30211593)

研究分担者 益山 純一  自治医科大学, 医学部, 講師 (20165731)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードLFA-1 / ICAM-1 / 接着分子 / トレランス / ループス腎炎 / lprマウス / NZB / NZW F1マウス
研究概要

LAF-1やICAM-1などの接着分子に対する抗体を心移植時に同時に投与することによって、移植を永続させ得るとの報告がある。すなわち、抗接着分子抗体を用いることにより抗原特異的にトレランスを導入させることが可能となった。この方法によるトレランスの導入は移植免疫のみならず、異種蛋白に対する通常の液性抗体反応においても認められる。今回の目的はこの方法を応用して自己免疫疾患における自己抗体の産生を抑制し臓器障害の発生を予防することである。すなわち、SLE自然発症マウスの生後比較的早い時期に、臓器障害性が高く免疫原として重要なクロマチンを積極的に免疫すると同時に抗接着分子抗体を投与することによって、SLEにおいて自己抗体の産生が抑制されるかどうかを検討した。
モデル動物として、lprマウスとNZB/NZWF1マウスを用いた。生後1カ月齢のlprマウスに抗接着分子抗体を投与しても抗体産生量あるいは糸球体腎炎の程度に影響を与えなかった。そこで、生後より早期である2週令のlprマウスと2週令のNZB/NZWF1を対象として実験を行った。これらの場合においても、残念ながら、抗接着分子抗体の投与は自己抗体の産生量や臓器障害に対して保護的な効果を示さなかった。
SLEと異なり膵ラ氏島炎という臓器特異的な自己免疫疾患を自然に発症するNODマウスでは今回、ここで行った方法により疾患の発症が予防されたとの報告がある。臓器特異的自己免疫疾患とSLEのような全身性自己免疫疾患では、自己抗体の産生や臓器障害の機序に違いがあることが考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Mineo Yamazaki: "Expression Transforming Growth Factor-β1 and its Relation to Endomysial Fibrosis in Progressive Muscular Dystrophy" Am.J.Pathol.144. 221-226 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshinori Seko: "Perforin-secreting Killer Cell Infiltration and Expression of a 65kD Heat Shock Protein in Aortic Tissue of Patients with Takayasu's Arteritis" J.Clin.Invest.93. 750-758 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Shinya Kaname: "A Rise in Antineutrophil Cytoplasmic Antibody in a Patient with Systemic Vasculitis in Remission" Nephron. 68. 380-384 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Taku Yoshio: "Antiendothelial Cell Antibodies and Their Relation to Pulmonary Hypertension in Systemic Lupus Erythematosus" J.Rheumatol.21. 2058-2063 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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