研究課題/領域番号 |
06670506
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
山下 直美 聖マリアンナ医科大学, 免疫学・医学部・病害動物学, 講師 (20239974)
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研究分担者 |
坂根 剛 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (40127519)
岳野 光洋 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (50236494)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Th1型細胞 / Th2型細胞 / IL-12 / IgE |
研究概要 |
気管支喘息の病態形成にはTh2型細胞への偏倚が重要な役割を果たしている事が病変局所においても証明されてきている。さらに、Th2型細胞への分化にはIL-4が関与していること、Th1型細胞への分化にはIL-12が関与していることが明らかになってきた。そこで、我々は、ダニ抗原特異的T細胞株を樹立し、IL-12を用いてその機能を修飾しえるかを解析した。a)活動性気管支喘息患者b)無症状の患者c)減感作により非活動性になった喘息患者より限界希釈法をにより抗原特異的T細胞株を樹立した。サイトカイン産生パターンをRT-PCR法(IL-4、IL-5、IL-6、IFN-γ、IL-2、TNF-β)またはELISA法にて検討した。抗体産生は自己B細胞と混合培養した上清中の免疫グロブリン量(IgE、IgGI、IgG4)をELISAにて測定した。a)群の患者からは、Th2型のダニ抗原特異的T細胞株が樹立できまたb)、c)群の患者からはTh2及びTh1型も樹立できるが、Th0型の細胞株を主に樹立した。a)のT細胞株を樹立する際にIL-12(100ng/ml)を加えると、Th2型主体のパターンから、Th0型細胞が主体で、Th1型細胞も樹立できた。Th2型T細胞はともに自己B細胞からのIgE抗体産生を強力に補助した。一方、減感作患者より樹立したTh0型細胞及びIL-12存在下に樹立したTh0、Th1細胞ははIgG1及びIgG4の産生に対する強力なヘルパー活性を有したがIgE産生は全く補助しなかった。さらにこのTh1型細胞はTh2のIgE産生を抑制した。今回の結果より、減感作療法によりTh0型及びTh1型ダニ抗原特異的T細胞優位に変換されることにより、IgE産生が抑制出来、症状の改善が期待できること、さらにIL-12を投与することよっても同様の効果が期待できることが示唆された。
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