研究課題/領域番号 |
06670542
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
上田 俊二 京都大学, 医学部, 助手 (70191913)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | エンドセリン受容体 / 胃壁細胞 / パッチクランプ実験法 / Cl^-電流 |
研究概要 |
モルモット胃壁細胞膜上のET受容体の種類の同定のため、胃壁細胞浮遊溶液および胃体部凍結切片を用いて、ET結合実験及びin vitroオートラヂオグラフィーを行なった。その結果、壁細胞表面膜上にはET_A-およびET_B-受容体が存在している事が明かとなった。 壁細胞にパッチクランプ・全細胞記録法を用いてETによるイオン電流の変化を観察したところ、ET-1によりCl^-電流の増加が観察された。この増加は刺激後1分以内におこり単離細胞においても単離胃腺の壁細胞においても見られた。この電流はCl^-チャネルブロッカー(NPPB)により濃度依存性に阻害された。ID_<50>は33μMであった。このチャネルの陰イオン選択性はI^->Br^->Cl^->F^-の順であり、アイゼンマンI型であった。細胞外溶液のpHを5から8へと変化させたがETにより活性化されるCl^-電流に変化をきたさなかった。同じ反応はET-3及びET_B-受容対競合薬(IRL1620)によって見られ、ET_B-受容対拮抗薬(IRL1720)によりET-1の反応は阻害された。一方、ET_A-受容体選択的拮抗薬(FR13917 or BQ123)では阻害されなかった。またこのチャネルの単一チャネル伝導度は過分極側の膜電位で200pS、脱分極側の膜電位で350pSの大きさがあり他のCl^-チャネルに比べて伝導度が大きかった。これらの結果から考えて、モルモット胃壁細胞基底側膜上にはET_B-受容体にカップルしたpH-非感受性マキシ-Cl^-チャネルの存在することが明かとなった。
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