研究課題/領域番号 |
06670550
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
坂本 長逸 神戸大学, 医学部付属病院, 助手 (30196092)
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研究分担者 |
的崎 尚 神戸大学, 医学部付属病院, 助手 (80252782)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 胃粘液上皮細胞 / 増殖因子 / EGF |
研究概要 |
1.モルモット胃粘液上皮細胞培養液の生物活性の検討- CHO細胞にヒトEGF受容体cDNAをトランスフェクトしたCHO・ER細胞を用い、〔^3H〕チミジンの取り込み、及びEGF受容体チロシンリン酸化能を検討したところ、コンデションメディウム(CM)にはチミジンの取り込み促進作用、EGF受容体チロシンリン酸化能を認めた。 そこでCMをヘパリンセファロースカラムにて、ヘパリン縮合物質と、そうでない増殖因子とに分離し、CHO・ER細胞でチミジンの取り込みを検討したところ、カラムを通過したヘパリン非縮合溶出液中にCHO・ER刺激活性を認めた。この活性はTGFα中和抗体で中和され、濃縮後、TGFα抗体を用いたウェスタンブロット法によってTGFαがCM中に存在することを確認した。ヘパリンに縮合した溶出液中にもBT3fibroblastに対する増殖促進活性を認め、このCM中にはTGFαとそれ以外の増殖因子も分泌されることが確認された。 胃粘液上皮細胞におけるEGF,TGFα,AR及びHBEGFmRNA発現量のノーザンブロット法による解析-報告された遺伝子配列を基にマウス唾液腺、ヒト大腸癌細胞株及びヒト単球より逆転写酵素を用いたpolymerase chane reaction(RT-PCR)法によりそれぞれの増殖因子cDNAを得た。モルモット胃粘液上皮細胞には、TGFαmRNAの発現を認め、他の増殖因子については現在ノーザンブロットにて解析中である。
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