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CCK Releasing Peptideの精製及びアミノ酸配列の決定

研究課題

研究課題/領域番号 06670582
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関昭和大学

研究代表者

中野 幾太  昭和大学, 医学部, 助手 (20201668)

研究分担者 野津 史彦  昭和大学, 医学部, 助手 (30221485)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード膵外分泌 / CCK releasing peptide / STC-1 cell / 胆汁
研究概要

ラットではCCKを介した膵外分泌のfeed back regulationが存在し、それを調節する因子としてtrypsinにsensitiveなCCK-releasing peptide (CCK-RP)の存在が予測されている。本研究は、CCK-RPを分離、精製し、それにより膵外分泌の調節機構を明らかにすることを目的として行われた。初めに、高純度精製に必要な精度の高いCCK分泌活性測定系を確立するため、ラット単離小腸粘膜細胞や小腸腫瘍由来培養CCK分泌細胞であるSTC-1細胞を用いたCCK分泌活性の測定系についての検討を行った。次に、これらの系を用いラットの小腸灌流液よりCCK分泌作用を持つfractionを分離し、CCK-RPの部分精製を試みた。部分精製されたCCK-RPはtrypsinにて処理をすることにより、その活性を失った。また、CCK-RPによるSTC-1細胞のCCK分泌はcalcium依存性であった。以上の結果から、STC-1細胞を用いた系によりCCK-RPの分離、精製が可能と考え、それを試みたが完全な精製には至らなかった。しかし、これらの過程で胆汁酸や脂肪などもCCKの分泌に関与することが明らかになり、脂肪負荷時の膵外分泌に対する胆汁の役割を明らかにする目的でvivoのラットを用いた実験も行った。その結果、胆汁が存在しなくても脂肪負荷によりCCK分泌および膵外分泌は刺激され、脂肪による直接のCCK分泌刺激作用があることが明らかになった。CCKの分泌は種々の因子が複雑に絡み合って調節されており、今後も詳細な検討が必要と考えられた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 三木谷 孝誠: "単離小腸細胞を用いたCCK分泌の検討" 昭和医学会雑誌. 55. 66-75 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 福島 淑隆: "ラットの膵外分泌における胆汁の役割-脂肪負荷との関連の検討-" 膵臓. 11(3)(掲載予定). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takanobu Mikitani: "Mechanism of cholecystokinin secretion from isolated rat intestinal epithelial cells." J.Showa Med.Assoc.55 (1). 66-75 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshitaka Fukushima: "The role of bile in fat-stimulated pancreatic secretion in conscious rats." J.Jpn.Panc.Soc.11 (3) (in press). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 三木谷 孝誠: "単離小腸細胞を用いたCCK分泌の検討" 昭和医学会雑誌. 55. 66-75 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 福島 淑隆: "ラットの膵外分泌における胆汁の役割-脂肪負荷との関連の検討-" 膵臓. 11(3)(掲載予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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