| 研究分担者 |
小泉 知展 信州大学, 医学部附属病院, 助手
酒井 秋男 信州大学, 医学部附属加齢適応研究センター, 助教授 (70020758)
藤本 圭作 信州大学, 医学部附属病院, 助手 (70242691)
本田 孝行 信州大学, 医学部, 助手 (80238815)
小林 俊夫 信州大学, 医学部附属病院, 講師 (80020775)
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| 研究概要 |
肺リンパ療を作製した麻酔下緬羊のエンドトキシン肺損傷に関する
Perfluorocarbon(Lique Vent;LV)気道内注入の効果を以下のような方法で検討し成果が得られた。
実験プロトコール:体重10-20kgの緬羊にあらかじめ慢性肺リンパ療を作製・実験当日ベントバルビタール25mg/kgで静麻後、拝管し,TV12ml/kg,RR30/min,PEEP 5cmH_2Oで呼吸管理する。
測定項目:胚リンパ動態,胚循環動態,体血圧,動脈血ガス分析,末梢血白血球数
実験群:
(1)FiO_2 0.5で酸素化しエンドトキシン(ETX)10μg/kgを静脈内投与1時間前にLV 10mg/kgを左右肺に均等に注入した。
(2)FiO_2 1.0で酸素化しエンドトキシン(ETX)10μg/kgを静脈内投与1時間前にLV 20mg/kgを左右肺に均等に注入した。
結果:
実験(1)では,ETX投与により惹起される肺動脈左および胚血管抵抗の上昇がLV投与により抑制され,胚リンパ流量の増加および白血球数の減少がLV投与により若干抑制される傾向を認めた。しかし、実験(2)からはこのような効果はみられなかった。
考察:FiO_2の差異による結果の相違についての原因は本研究からでは不明であり、今後検討を要する。
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