研究課題/領域番号 |
06670659
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 佐賀医科大学 |
研究代表者 |
大森 啓造 佐賀医科大学, 医学部, 講師 (70128130)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 脳ミオシン / モノクロナル抗体 / 脳硬塞の診断 / 脳硬塞診断 / 脳梗塞診断 |
研究概要 |
近年心筋ミオシン軽鎖に対するモノクロナル抗体を用いたキットが急性心筋梗塞の診断に用いられているが、このキットと脳ミオシンの間には交差反応がある。私達はこの心筋梗塞診断キットを用いて、急性期脳梗塞患者の血中ミオシンを経時敵に測定した。脳血栓および脳塞栓患者では、血清ミオシン濃度は発症後急速に上昇し、平均すると第4病日に最高値を示した後、次第に下降した(最高値の平均は9.97ng/ml)。脳出血では血清ミオシン濃度の上昇はみられなかった(平均0.52ng/ml)。 次に、佐賀医科大学付属病院に入院した脳血栓および脳出血患者および健常人の血清脳ミオジン濃度を、脳ミオシンに対するモノクロナル抗体を用いた酵素抗体法により測定した。脳ミオシンは、脳の損傷時にのみ血中に逸脱すると考えられるが、健常人のなかにも異常高値を示すものが認められた。この測定系に用いられている抗体はいずれもマウス抗体であり、坑マウス抗体を含む検体で高値となることも考えられるため、この影響について検討した。検体をマウス血清で処理することにより、脳血栓患者においてのみ血清レベルの上昇が認められ、測定値は脳損傷の程度を反映していることが考えられた。健常人における血清脳ミオシン濃度は20ng/ml以下であった。 他方、脳梗塞シンチグラムを開発するために、脳梗塞家兎の作成を試みた。家兎の頸動脈を結紮することにより脳梗塞を発症させるのだが、一側のみの結紮では脳梗塞は発症せず、両側結紮すると家兎は死亡することが夛い。一側を結紮し、他側を狭窄させるのだが、いまだに安全かつ確実に家兎に脳梗塞を発症させるのに困難を感じている。
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