研究課題/領域番号 |
06670742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 独協医科大学 |
研究代表者 |
古田 裕明 獨協医科大学, 医学部, 講師 (70049253)
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研究分担者 |
松崎 茂 獨協医科大学, 医学部, 教授 (60008604)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アンジオテンシン / ホルモン / 受容体 / 発現調節 / 遺伝子解析 / ホルモン受容体 / アンジテンシン |
研究概要 |
ヒトのアンジオテンシン受容体(AT1)遺伝子の発現機構を明らかにするため、AT1遺伝子の構造解明およびプロモーター領域の検索に重点を置き検討してきた。得られたいくつかのcDNAクローンと、それぞれのcDNAにハイブリダイズするヒトAT1ゲノムのDNA断片の塩基配列の比較検討結果より、ヒトAT1タンパク質のコード領域の5'-上流に4個のエキソンと4個のイントロンを確認した。最初のエキソンのさらに上流には、二つのGCボックスに示されるSp1やcAMP induced responsive element (CRE)、pituitary transcriptional activator (Pit-1)などのいくつかの発現調節エレメントがCAATボックスやTATAボックス近傍に見い出された。また、転写開始部位はSp1の下流50-60bpに位置することが判明した。さらに、これらの転写調節機構について検討している。ヒトAT1遺伝子の5'-非コード領域は、受容体の構造遺伝子から非常に長く伸びていることが判明した。また、ヒトAT1のサブタイプの存在については、我々の結果からはそれを否定するとともに、それらはラットやマウスに特有のものと推察される。また、Pit-1などのようにATの臓器、組織特異的な発現調節の可能性も示唆される。特に、少なくとも四種のcDNAの確認は、転写後のエキソンの組合せの多様性、すなわちこの受容体の異型RNAプロセシングを強く示すとともに、それらが組織に特異的であることを示唆する。
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