研究課題/領域番号 |
06670764
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
早坂 清 山形大学, 医学部, 教授 (20142961)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Charcot-Marie-Tooth病 / P2蛋白 / ミエリン |
研究概要 |
Charcot-Marie-Tooth(CMT)病は2500人に一人と最も頻度が高い遺伝性末梢神経疾患であるが、緩徐に進行する遠位筋の筋力低下および筋萎縮、深部腱反射の消失、手足の変形等の臨床的特徴を呈する。臨床像には多様性があり、家系間には勿論、同一家系内でも症状が異なり、軽い手足の変形から歩行困難まで様々である。本疾患の大部分は優性遺伝を示すが、遺伝学的にも多様性が認められる。神経伝導速度障害の有無により1型と2型とに分類されるが、1型には染色体17番(CMT1A型)、染色体1番(CMT1B型)、不明の常染色体(CMT1C型)、X染色体(CMTX型)にリンケージするサブタイプの存在が知られている。一方、末梢ミエリンを構成する主要な蛋白質としては、P0蛋白、P2蛋白、ミエリン塩基性蛋白質(MBP)、ミエリン会合性糖蛋白質(MAG)、Peripheral Myelin Protein-22(PMP-22)等がある。CMT1A型は、PMP-22の遺伝子異常(点変異)や発現異常(遺伝子重複)に、CMT1B型はPO蛋白遺伝子の点変異に、CMTXはconnexin32の遺伝子異常に起因することが明らかにされた。私達は人P2遺伝子の構造解析を行い遺伝子の座を染色体8q21.3-q22.1と決定したが、最近、同座位にリンケージする劣性遺伝CMT病が発見された。私達は米国の協同研究者より5家系のDNAを入手し、ゲノムの構造に基づきPCRプライマーを合成してPCRを使い各エクソンおよびエクソン-イントロン移行部を増幅し直接塩基配列を決定し遺伝子の点変異の有無を解析したが遺伝子変異は検出出来なかった。さらに、他のミエリン蛋白の遺伝子を病因候補遺伝子として検索する必要がある。
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