研究課題/領域番号 |
06670767
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
友政 剛 群馬大学, 医学部, 講師 (60241866)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | Motility / Slow wave / Phase 3 / 収縮 / motility / Contractions / 蠕動運動 / 発達 / slow wave / 縦走筋 / 小腸 |
研究概要 |
本研究は、人新生児に消化管運動異常によると思われる授乳のトラブルが多い原因を知るため、未熟動物にmigrating motor complexのphase3が発現しない理由を追及する目的で行われた。一般に小腸の収縮運動が肛門側へ伝播するためには、slow waveにfrequency plateauおよびfrequency gradientが存在する必要があると考えられている。ここで、新生兎においては、in vivoでfrequency gradientの存在を確認した。そこで人早期産児の上部小腸においてfrequency plateauの存在を知るため、phase3が存在しないはずの在胎32週以下の早期産児を対象に、内圧測定法によって十二指腸の収縮を5cmまたは10cmはなれた2点で長時間記録した。その際、それぞれの部位において、non migrating rhythmic activityの収縮頻度をslow waveの発生頻度と同じとみなした。この方法によってそれらの早期産児にfrequency plateauの存在を確認できた。すなわち、人新生児にphase3が見られない原因は、slow waveの制御機構以外に存在することが結論された。現在、さらに研究を発展させるため、新生児において、全く非侵襲的に、胃小腸運動を評価できる方法として、超音波法による胃排泄率の測定法および、腸管雑音の定量法につき検討中である。
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