研究課題/領域番号 |
06670790
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
乾 幸治 大阪大学, 医学部, 講師 (90175208)
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研究分担者 |
岡田 伸太郎 大阪大学, 医学部, 教授 (30028609)
金田 安史 大阪大学, 細胞生体工学センター・細胞構造機能, 助教授 (10177537)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | clystrophin / HVS-Iiposome / 遺伝子治療 / mdxマウス |
研究概要 |
目的)昨年度、dystrophin欠損筋ジフトロフィーモデルマウス(mdx mouse)へのin vivoにおけるヒトdystrophinの一過性発現をHVJ-Iiposome法を用いて行い報告した。本年度は、培養mdx mouse myoblastに対してin vitroでHVJ-Iiposome法を用いたdystrophinの発現を行った。またBecker型dystrophin mini gene(6.3Kb)の発現をretrovirus vectorに成功したので報告する。 対象・方法)4-8週齢のmdx mouseより取り出した大腿四頭筋を培養したmyoblast rich cultureものを対象とした。pRSV-Dy vectorを用い、遺伝子導入後10日を越えた時点でのdystrophin染色をもって判断した。retrovector pBN1をlipofectionを用いてpackaging cell line Ψ2に導入、recombinant virusを調製した。recombinant virusを感染後、1週間G418を加えたmedium中で培養、G418耐性クローンにdystrophin染色を行った。 結果)dystrophin陽性筋芽細胞は、コントロール(遺伝子導入を行ってない)0に対して遺伝子導入を行ったものは1-10/10^5の頻度で筋芽細胞細胞膜がdystrophin陽性であった。これらの陽性細胞は1つの部位に固まって筒状に存在することから1個のdystrophin陽性筋芽細胞が分裂・増殖を行ったものと考えられる。Retrovirusを用いてmini dystrophin geneを導入したG418耐性筋芽細胞の中約70%の細胞がdystrophin陽性であった。
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