研究課題/領域番号 |
06670810
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
|
研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
小川 昭之 大分医科大学, 医学部, 教授 (10039810)
|
研究分担者 |
福島 直喜 大分医科大学, 医学部, 助手 (60218914)
古城 昌展 大分医科大学, 医学部, 講師 (10215262)
後藤 一也 大分医科大学, 医学部, 講師 (90178442)
石黒 真木夫 文部省統計数理研究所, 予測制御系, 教授 (10000217)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 未熟児・新生児 / 長期無拘束複数生体信号 / 自己回帰モデル / 赤池情報量基準(AIC) / 脳波活動 / General morement(GM) / 姿勢・運動 / 心拍・呼吸相互変容 / 赤池情報量規準(AIC) / General movement / 呼吸 / 自己回帰解析 / 脳波 / 呼吸変動 / RR間隔 / general movement |
研究概要 |
周産期医療の進歩によって、周産期死亡率は著しく低下した。それに伴い、「後遺症なき生存」が重視され、脳障害の有無の早期判定が重要となった。そこで、すでに我々は24時間以上第7生日に至る生体情報(脳波、PR間隔、呼吸、血圧、TcPO_2、体温、筋電図)を無侵襲、無拘束で記録収集するシステムをすでに開発した(1992)。そこで、平成6年度と7年度とにおいて胎児、未熟児、新生児の(1)大脳機能をあらわす脳波、(2)脳幹機能を示す心電図RR間隔、呼吸、血圧、体温などの自律神経機能、(3)脊髄機能を示す筋電図、などの“揺らぎ"の特性を下記の如く明らかにする。また、同時に(4)ビデオ記録から求めた胎児・新生児の行動記録と、上記でえられた揺らぎ特性とを対比して、新生児・未熟児の脳障害の判定がより早く、かつ定量的に行われることを目的とした。 A 平成6年度の研究成果 1 脳波の自己回帰スペクトルの24時間変動と睡眠段階自動判定 赤池情報量規準AICで静睡眠期の自動判定が可能となった。 2 心拍自律神経制御活動の胎児から新生児への連続性と睡眠段階変化 胎児では受胎後36週より副交感神経優位となり生後4日目まで続いた。これは胎児の呼吸準備活動が受胎後36週より始まる事を出すと考えた 3 呼吸変動スペクトルの24時間変動と睡眠との関係 静睡眠期では1.5Hz前後にシャープなパワーがみられ、自動判定が可能となった。 B 平成7年度の研究成果 1 筋電図の自己回帰解析所見の24時間変動:表面筋電図のAR解析で、normalized-AICを求めると高い精度でGMを検出することができた。 2 胎児・新生児の姿勢と自律神経機能の相関:胎児・新生児のGMから新生児脳波は脳幹自律中枢のphasicなインパルスで変容するといえる。
|