研究課題/領域番号 |
06670820
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
高橋 幸博 (1995) 奈良県立医科大学, 医学部, 助教授 (60142379)
西久保 敏也 (1994) 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (20208169)
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研究分担者 |
西久保 敏也 奈良県立医科大学, 医学部, 助手 (20208169)
NONAMI Kyoko NARA MEDICAKL UNIVERSITY SPECIAL STUDENT
野並 京子 奈良県立医科大学, 医学部, 専修生
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | von Willebrand factor / von Willebrand disease / Factor VIII / ron Willebrand disease |
研究概要 |
I.von Willebrand factor(vWf)機能ドメインの機能 (1)vWfの第VIII因子結合ドメインを含むvWF酵素分解fragment(III-T4)を純化し、vWfのモノク-ナル抗体(MAb)でIII-T4にエピトープを有するものおよびvWfの第VIII因子結合を抑制するMAbの性状を分析した。 その結果、vWfのアミノ末端の立体構造を認識するMAb(418)とエピトープの隣接部位にエピトープを有しlinearな部位を認識するMAb(522)およびIII-T4にエピトープを有せずvWfの第VIII因子結合を完全に抑制するMAb(516)を見いだした。 (2)vWfのアミノ末端にエピトープを有しlinearな部位を認識するMAb(522)と反応しない血漿vWfを有するものを見いだし、vWfの構造を解析中である。 II.vWdの血漿vWf構造解析 (1)血漿vWfの還元fragmentを微量の血漿30μlを用いて分析する方法を確立した。 (2)血漿vWfの量的・質的異常のみられるvWd各種病型の血漿vWfを解析し、量的異常と考えていたtypel病型の中に異常還元vWf fragment(約200kDa)を有する患者を見いだした。 (3)血漿vWfの還元fragmentに異常を有するtypel vWdのvWfの遺伝子解析を行いArg611→Hisへの置換を見いだした。 (4)現在上記typeI vWdの家系検索と同部の血小板GPIb結合ドメインを有するvWf Al ループ(aa509-695)に位置することから、患者血漿vWfと血小板GPIbとの結合様式を検討中である。 (5)vWd typeIICの異常かvWF propeptide領域の異常であることが推定されており、患者還元血漿vWfの異常もみられることからどの原因について検索中である
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