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ロタウイルス胃腸炎における肝障害と血中ウイルスRNAおよびジェノタイプの検討

研究課題

研究課題/領域番号 06670821
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

佐々木 暢彦  自治医科大学, 医学部, 講師 (40225884)

研究分担者 荒川 洋一  自治医科大学, 医学部, 講師 (00175184)
松井 陽  自治医科大学, 医学部, 助教授 (00159146)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードロタウイルス / 感染性胃腸炎 / 肝機能障害 / 白色便 / ウイルスジェノタイプ
研究概要

平成7年から8年にかけての冬季に自治医科大学小児科と小山市民病院小児科で下痢を主訴に入院し、便中ロタウイルス抗原が陽性であった症例をもとに検討した。便中ロタウイルス抗原が陽性と判明し、同時期の血清を採取できた臨床例が8例であった。内訳は男児6例、女児2例で平均年齢1.4歳(9か月から2歳)であった。このうち3例で肝機能異常(GPT60以上)を認めた。ロタウイルス感染が児の肝機能に影響を及ぼすことは稀ではないと思われる。肝機能異常は消化管症例の改善と前後して軽快し、異常値が遷延した例はなかった。いずれの医療機関でも本ウイルスの流行が以前に比べて減少傾向にあるようであった。また検体の収集にあたってはロタウイルス抗原陽性の便と、同じ時期の血清とを採取するのが意外と困難であった。血清は便の採取日から前後2日以内のものとしたが、実際には多くの検体を集めることができなかった。
この8例について便中のウイルス分離を試みた。回転培養法を用いて分離培養を行ったが今回はウイルスを得ることができなかった。便中ウイルス抗原の検査では陽性を示した検体を用いていたのだが、ウイルスを分離できなかった理由は不明である。しかし同時期の血清中ウイルスジェノムの存在、すなわちウイルス血症を呈しているのか否かについての検討は行いたい。便中ウイルス同定の方法についても、便乳剤から直接に核酸を抽出する手法を試みるべきであった。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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