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病像形成とプロテアーゼ-特に乾癬の病像形成について

研究課題

研究課題/領域番号 06670881
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関順天堂大学

研究代表者

高森 建二  順天堂大学, 医学部, 教授 (40053144)

研究分担者 須賀 康  順天堂大学, 医学部, 助手 (90245738)
石堂 一巳  順天堂大学, 医学部, 助手 (40212906)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード乾癬 / 分化 / プロテアソーム / サイクリン / 細胞周期 / ケラチノサイト / cell cycle / プロテアーゼ / 病像形成 / 表皮細胞
研究概要

乾癬においては表皮細胞のcell cycleが著明に短縮しており、この事が乾癬における表皮細胞増殖の基本的変化であると考えられている。この乾癬表皮細胞のcell cycle亢進メカニズムを明らかにするために、はじめにプロテアソームとサイクリンの正常ヒト皮膚における局在を生化学的、免疫組織学的に明らかにし、ついでプロテアソームの表皮ケラチノサイトの分化に及ぼす効果について検討した。
1。 プロテアソームの皮膚内局在
プロテアソームは、生化学的にはその活性は顆粒層から有棘層で最大を示し、角層、真皮では認められなかった。免疫組織学的にも、顆粒層から有棘層の細胞質、核に強い染色性を示し、角層、真皮成分は染色されなかった。
2。 表皮ケラチノサイトの分化とプロテアソームとの相関
プロテアソーム活性はケラチノサイトの分化に伴って増加した。プロテアソームmRNAの発現量もケラチノサイトの分化に伴って増加した。
以上の結果はプロテアソームがケラチノサイイトの分化に強く関与しいる事を示唆している。
3。 サイクリンの皮膚内局在
サイクリンAは正常ヒト表皮には認められなかったが、乾癬表皮では強く認められた。一方、サイクリンDは正常ヒト表皮、乾癬表皮ともに認められなかった。この結果は表皮の増殖にはサイクリンAが強く関与していることを示している。
今後、サイクリンとプロテアソームの相互作用を、サイクリンの分解速度とプロテアソームの発現量を調べる事により明らかにしてゆきたい。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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