| 研究課題/領域番号 |
06671000
|
|---|
| 研究種目 |
一般研究(C)
|
| 配分区分 | 補助金 |
|---|
| 研究分野 |
内分泌・代謝学
|
|---|
| 研究機関 | 筑波大学 |
|---|
研究代表者 |
磯部 和正 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (10151440)
|
|---|
| 研究分担者 |
中井 利昭 筑波大学, 臨床医学系, 教授 (30049192)
野村 文夫 筑波大学, 臨床医学系, 助教授 (80164739)
|
|---|
| 研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
| 研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
| 配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
|---|
| キーワード | PACAP / mRNA / カテコールアミン合成 / 副腎髄質 / チロシンヒドロキシラーゼ / ト-パミンβヒドロキシラーゼ / ドーパミンβヒドロキシラーゼ / カテコラミン合成 / THmRNA / DBHmRNA |
|---|
| 研究概要 |
神経ペプチドPACAPの副腎髄質細胞における作用について明らかにした。すなはち、1. PACAPは培養ブタ副腎髄質細胞において、カテコールアミン分泌作用とともに強力なカテコールアミン合成促進作用をもつこと。2. その作用がカテコールアミン合成酵素(チロシンヒドロキシラーゼ、ドーパミンβヒドロキシラーゼ)の遺伝子発現を増加させることによって起きていること。3.その遺伝子発現の機序には、cAMP, IP3, Ca2+, Cキナーゼといったセカンドメッセンジャーを介すること。4.さらにはPACAPは、fosやjunといったimmediately early genesとよばれる転写調節因子の遺伝子発現を起こすことなどを明らかにした。
これらの検討により、副腎髄質におけるカテコールアミン合成調節にあらたなペプチド(PACAP)による調節があることが明らかとなった。今後、PACAPのアドレナリン産生への効果をその合成酵素であるPNMT(フェニルエヌメチルトランスフェラーゼ)の発現解析を通じて明らかにして、アドレナリン/ノルアドレナリン比の調節作用やさらにこのPACAPがもつ多様な作用(分化、増殖)についても研究をすすめる予定である。
|
