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レムナントリポ蛋白の酸化および糖化変性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 06671011
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

田中 明  東京医科歯科大学, 医学部・内科学第三講座, 講師 (70171733)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワード酸化LDL / 酸化変性 / レムナント / 動脈硬化 / 糖尿病 / 過酸化脂質
研究概要

レムナントの酸化変性の検討を行い、以下のような成果を得た。糖化変性については検討中である。1、目的:健常者、虚血性心疾患、糖尿病例のレムナント中過酸化脂質量、およびCuによる酸化されやすさを比較検討する。
2、方法:健常者、虚血性心疾患、糖尿病、各10例を対象として血清を得る。超遠心法により、VLDL分画(比重<1.006)を採取し、その一部は、モノクローナル坑アポB100および坑アポAl抗体のmixed gelを混合、その上清のレムナントを採取する。VLDL分画およびレムナント中の蛋白をLowry法にて定量する。VLDL分画およびレムナント中の過酸化脂質をTBA法にて定量し、蛋白1mg当たりの過酸化脂質を計算、両分画で比較する。VLDL分画およびレムナントに蛋白1mg当たり5μMCuSO4含有PBS1mlを混合し、酸化させた後、再びTBA法にて過酸化脂質を定量(TBA reactive substances,TBARS)し、酸化前後の過酸化脂質の比を計算し、酸化され易さの指標とする。両分画でこの指標を比較する。
3、成績:レムナントにおける過酸化脂質の測定:健常者、虚血性心疾患、糖尿病例共に、レムナントにおける単位蛋白あたりのTBARS量は、VLDLのTBARS量よりも有意に高値であった。
レムナントの酸化されやすさの検討:Cuイオンによる酸化前後の過酸化脂質(TBARS)量の比は、VLDLよりもレムナントの方が有意低値であった。また、酸化前のTBARSの高値例ほど、酸化前後のTBARS比が低値であった。
4、結果:レムナントにおける過酸化脂質量の高値が示された。また、VLDLに比較して、レムナントは生体内で酸化を受けやすいことが推定された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 田中 明 ほか: "高速液体クロマトグラフィーを用いた新しい糖化リポ蛋白測定法の開発" 糖尿病. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Tanaka A et.al.: "Remnant like particles-cholestenol and restenosis of coronary antery after PTCA" New York Academy of Sciences. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 田中 明 ほか: "高速液体クロマトグラフィーを用いた糖化リポ蛋白の測定法" 動脈硬化. 22. 394 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 田村倫郎,田中明 ほか: "糖尿病におけるRemant like particlesの過酸化脂質の検討" 糖尿病. 37. 268 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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