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血管内皮細胞におけるトロンボモジュリン遺伝子の発現制御の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671077
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

広沢 信作  東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (50143574)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードトロンボモジュリン / 血管内皮細胞 / CATアッセイ / サイクリックAMP / プロモーター
研究概要

トロンボモジュリン(thrombomodulin,TM)遺伝子について、我々の研究の実験結果から、5′側上流域にプロモーター活性に重要な種々のエレメント(Sp1,CAATボックス)が存在して、実際に機能していることが明らかにした。今回、cAMP反応エレメント(cAMP responsive element,CRE)に対する3′非翻訳領域(3′UT)の役割を遺伝子レベルで検討した。
CAT(chloramphenicol acetyltransferase)遺伝子をレポーターとして、TM遺伝子のプロモーターを含むコンストラクトpTM-374CATにTM遺伝子の3′UTを挿入した。トランスフェクションはヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVECs)にリポフェクチンによる方法で行った。CREを含むコンストラクトではcAMPの添加によりCAT活性の増加がみられ、CREを欠くコンストラクトでは反応はみられなかった。これらの結果から+2092にcAMP反応エレメントが存在し、cAMPの添加により転写の活性が増加することが確認された。また、ゲルシフトアッセイでは+2092を含む合成オリゴヌクレオチドを用いると、cAMPで処理した細胞から抽出した核蛋白が結合することが明らかになった。これらのことより3′非翻訳領域に存在するcAMP反応エレメントがTMの発現に重要であることが明らかになった。また、ポリA付加部位より下流の領域が負の転写活性を有することも明らかになった。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ryushi Tazawa et.al.: "Presence of functional cyclic AMP responsive element in the 3′-untranslated region of the human thrombomodulin gene" Biochem Biophys Res Commun. 200. 1391-1397 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Takatoshi Koyama et.al.: "All-trans retinoic acid vprequlates thrombomodulin and downrequlates tissve-factor expression in acute promyelocytic leukemia cells:distiact expression of the thrombomodulin and tissive factor in human leukemia cells" Blood. 84. 3001-3009 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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