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プロテアーゼインヒビターによる好中球機能制御の作用機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06671202
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関大阪大学

研究代表者

西嶌 準一  大阪大学, 医学部, 助手 (60218154)

研究分担者 登田 仁史  大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
田中 伸生  大阪大学, 医学部・附属病院, 医員
村田 厚夫  大阪大学, 医学部, 助手 (00200288)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードスーパーオキサイド / NADPH oxidase / 好中球 / ガベキセートメシレート / プロテアーゼインヒビター
研究概要

1)GMが好中球の細胞外化学発光を低下させることを報告したが(J.Leukocyte Biol.52,262-268,J.Immunol・150,57A)、superoxide anionの減少によるものであることをcytochrome Cの還元法にて確認した。
2)GMにsuperoxide anionのscavenger作用があるかをピロガロール法で検討したが、3mMという高濃度でsuperoxide anionを10%除去するに過ぎず、scavenger作用は弱かった。
3)GMは血液中でエステラーゼの作用でguanidinocaproic acid(GCA)とparahydroxybenzoic acid ethyl ester(PHBAE)に分解される。分離好中球をGCAあるいはPHBAEで処理し細胞内外での活性酸素の産生を化学発光で測定したところ、GM分子内作用部位がPHBAEにあることを確認した。
実験当初、細胞内化学発光が増加することから細胞内での活性酸素産生が増加していることを予想していたが、luminolとGMと過酸化水素が存在するだけで発光が増加し、GMがmyeloperoxidaseを直接活性化しているというデータは得られなかった。また細胞内殺菌をListeria monocytegenesを対象として検討したが、GMは殺菌能を有意差を持って増強させなった。しかしながら決して殺菌能を低下させることはなかった。
化学発光量と活性酸素産生量はかならずしも一致するものではないので直接活性酸素量を測定することが必要となったが、GMはsuperoxide anion量を減少させた。また分解促進ではなく産生抑制であることが明らかとなった。
産生抑制の機序として、NADPH oxidaseの細胞質分画への移行の阻害を想定している。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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