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モノクローナル抗体のヒト大腸癌肝転移集積におけるアンギオテンシンIIの増強効果

研究課題

研究課題/領域番号 06671313
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

吉田 和彦  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90191577)

研究分担者 田部 昭博  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30227194)
藤川 亨  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (70228972)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードモノクローナル抗体 / 大腸癌 / 肝転移 / 放射性同位元素
研究概要

【目的】本研究ではヌードマウスに作成したヒト大腸癌肝転移モデルを用いて、腫瘍内間質圧を高める効果が確認されているアンギオテンシンIIのモノクローナル抗体(mAb)腫瘍集積への影響を検討した。
【方法】1)肝転移モデルの作成:ヒト大腸癌株HT-29LMM3x106細胞をBALB/c雌ヌードマウス(以下マウス)の脾臓内に移植することにより実験的肝転移モデルを作成した。2)MAb:HT-29LMM株に特異的なmAbH-15(マウスIgG1)を用い、chloramine-T法でI-125を標識した。3)投与法:脾臓内移植4週間後に1μg/2μCiのI-125を標識したmAbH-15(0.5ml)を静脈内に注入する群(IV群:m=20)mAbH-15の静脈内注入後にアンギオテンシンII0.015μg/gを30分ごとに静脈内注入する群(IVA群群:n=20)、さらにmAbH-15の門脈内注入後にアンギオテンシンII0.015μg/gを30分ごとに静脈内注入する群(IPA群群:n=20)の3群を設定した。4)Biodistribution:マウスはMAb投与直後、1時間、2時間、3時間、および6時間後に屠殺した。採血後、肝臓を摘出し、個々の肝転移巣を摘出した。血液、個々の肝転移巣、および正常肝組織は重量を測定した後に、gamma well counterで放射線を測定した。Percent injected dose of mAb per gram of tissue(%ID/g)、肝転移:肝臓比、さらに肝転移:血液比を計算した。
【結果】3群間において、%ID/g、肝転移:肝臓比、ならびに肝転移:血液比を経時的に比較した結果では、それぞれに有意差を認めなかった。
【結語】今回の検討からはmAbの全身または門脈投与時にアンギオテンシンIIを併用した場合の肝転移巣における集積増強効果は認められなかった。今後はアンギオテンシンIIの投与量ならびに投与スケジュールを変更しての詳細な検討が必要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉田和彦,石川正昭: "大腸癌に対するradio immunodetection-現状と将来-" 消化器癌. 5. 5-12 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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