研究課題/領域番号 |
06671314
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
井手 博子 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40075338)
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研究分担者 |
太田 正穂 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90246562)
中村 英美 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (00227927)
小林 中 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (60215308)
中村 努 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30198220)
江口 礼紀 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (40138855)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 胃管 / 幽門形成術 / 術後QOL / ^<99m>Tc / 胃管排泄機能 / 99mTCシンチグラム |
研究概要 |
【目的】:従来全迷切後の食道再建胃管内鬱滞防止を意図として習慣的に付加してきた幽門形成術の意義を、現在我々が用いている大弯側胃管の機能ならびに栄養面から評価を加えた。 【対象と方法】1992年1月から1995年1月の間に胸部食道を亜全摘し、大弯側胃管で再建した67例(幽門形成術付加のP群34例、非付加のN群33例)で機能評価は(1)術後食状況スコア、(2)バリウム粒排泄時間、(3)^<99m>cシンチグラムによる胃管排泄機能、(4)75g-OGGTの4項目を、栄養面での評価は(1)Rapid Turn-over Protein(RTP)、(2)総リンパ球数(TLC)、(3)小野寺の予後推定指数(PNI)、(4)体重増減率の4項目で経時的に観察した。 【結果】幽門形成術付加は機能面からは術後の逆流症状や愁訴を軽減する効果があり、特に胸壁前経路では有用と思われたが、胸骨後経路再建例では両群とも愁訴は少なく、P群ではむしろダンピング症状を伴う症例もあった。バリウム粒、^<99m>Tcシンチグラムによる胃内排泄機能検査はP群≧N群の傾向があった。栄養評価項目は何れも経時的変化はなかったが、N群のなかの胃管排泄遅延型症例では低栄養傾向を認め、社会復帰が遅れる例もあった。 【結論】再建胃管の幽門形成術の付加は必須ではないが、食事に関するQOLに効果的に作用すると考えられた。 本研究の結果は 第47回日本胸部外科学会(1994年、10月千葉) 第48回日本胸部外科学会(1995年、10月東京) 6th International Society for Disease of the Esophagus (1995年8月 Italy,Milan)で発表した。 なお本論文は胸部外科学会雑誌に投稿中(1996年6月掲載予定)である。
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