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高周波ワイヤー電極を用いた心房細動に対する直達手術

研究課題

研究課題/領域番号 06671333
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

三崎 拓郎  富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (40092811)

研究分担者 渡邊 剛  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (60242492)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード高周波アブレーション / 心房細動 / MAZE手術 / 心表面アブレーション / 心内膜アブレーション / バルーン電極
研究概要

心房細動は血行動態の悪化、血栓閉塞症の発生する危険性がある場合非薬物療法の適応となっている。現在Cox教授の考案した心房筋をリエントリ-が生じないように切開、再縫合するMAZE(迷路)手術が臨床に応用され効果を挙げてきた。しかしこの術式の欠点は手術侵襲が大きいことである。今回の研究ではメスに代わりワイヤーを心房筋層に留置し高周波通電を行い、より侵襲の少ないMAZE手術がなし得ないかどうかを検討した。
心房筋層に留置する場合ペーシングワイヤーが太ければ出血をきたし、細ければ焼灼が得られない事が判明した。すなわち壁の薄い心房筋に対しての心筋層内での高周波アブレーションは困難であり、心内膜あるいは心表面からの高周波アブレーションによる心房筋に対する焼灼が必要となった。臨床応用を考えると、左右心耳に関しては心表面からのアブレーション、その他の部位に関しては心表面と心内膜からの組み合わせが適当と思われた。
また心室頻拍例においてシリコンバルーンに近接双極電極をはめ込んで試作したバルーン電極で心内膜マッピングが可能である事を確認できた。これを心房用に作成すれば心房細動例においても心内膜マッピングが可能である事が予想された。さらに材質を考慮すればこのバルーン電極に高周波アブレーション用ワイヤーを組み込む事で心内膜アブレーションも可能となり、電気生理学的検査に基づいた安全で確実なMAZE手術を行い得るものとして期待される。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 三崎拓郎ら: "胸腔鏡を用いた心外膜アプローチによるアブレーションの試み" 心臓ペーシング. 10. 301-301 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] H.Ohtake,T.Misaki et al.: "Myacardial coagulction by intreoperatne Nd:YAG laten ablation and its dependence on blood Perfusion" RACE. 17. 1627-1631 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] H.Ohtake,T.Misaki et al.: "Development of a new intrepperdice radiofrequency ablation lechniqae urig needle electride" Ann Thorac Surg. 58. 750-753 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 三崎拓郎: "心室性頻拍に対する外科治療" 日本医事新幸. 3691. 21-25 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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