• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

変動磁場が骨に及ぼす影響に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671488
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

高橋 正憲  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (10095622)

研究分担者 臼田 修二  東京歯科大学, 歯学部, 助手
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード変動磁場 / 骨修復 / 骨成長 / 器官培養 / 細胞培養
研究概要

平成5年度課題研究番号04670908に引き続き変動磁場が骨などの生体に及ぼす影響に関する実験的研究を行なった。研究に用いた磁場発生装置は前回同様、日本光電社試作の10または20ガウス交流磁場発生装置、50または100ガウスパルス磁場発生装置、創建B型磁気治療器(70〜800ガウス不均衡交流磁場)である。研究1〜4は前回同様に鶏卵漿尿膜(CA膜)で骨を器官培養したものを実験系とした。研究1はCA膜上での培養大腿骨の成長に及ぼす100ガウスパルス磁場の影響を見たが、前回の交流磁場刺激とは異なり、刺激群のほうがやや発育遅延を認め、湾曲の程度も強かった。研究2では損傷骨の修復に及ぼす変動磁場の影響を検討した。20ガウス交流、100ガウスパルス、B型刺激群では骨欠損部の新生骨形成量には非刺激群と比べ明らかな差を認めなかったが、新生骨の成熟度は各刺激群共に早い傾向が認められた。尚、実験方法の詳細に関しては共同研究者、臼田が第83回中部日本整経災害外科学会で発表した。研究3では磁性体または非磁性対金属を骨内に挿入し磁気刺激の影響を検討したが、各種磁気刺激において金属が骨に悪影響を及ぼしているという明らかな組織学的所見は得られなかった。第10回日本整経外科学会基礎学術集会に発表予定である。研究4としては、各種変動磁場が鶏胚の発育に及ぼす影響を検討中である。受精卵に孵化までの間、1日8時間各種磁気刺激を行なった結果、磁気刺激群は非刺激群に比し鶏胚の発育が促進される傾向が見られた。死亡率や奇形の発生には明らかな差は認められなかった。20ガウス交流およびB型刺激群では、組織学的に肝、腎に明らかな影響は認められなかった。研究5として、骨、骨膜、腱の細胞培養系を用い、B型装置で各培養細胞を1日8時間刺激し倒立位相差顕微鏡で形態的、増殖脳的観察を行なったが、この手法では限界がある。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 高橋正憲: "鶏卵漿尿膜上で培養された大腿骨の成長に及ぼす交流磁場の影響" 「磁気と生体」研究会誌. 20. 47-65 (1993)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋正憲: "難治性骨折に対する交流磁気治療器(創建B型)の使用経験" 日本生体電気刺激研究会誌. 8. 89-97 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋正憲: "交番磁気刺激装置(創建B型)の全身曝露による手背温度の変動" 「磁気と生体」研究会誌. 21. 2-20 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi