研究課題/領域番号 |
06671504
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
酒井 道子 山形大学, 医学部, 助手 (20143092)
|
研究分担者 |
堀川 秀男 山形大学, 医学部, 教授 (20018386)
|
研究期間 (年度) |
1994 – 1995
|
研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
|
配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 冠灌流 / β-レセプター / down regulation / ステロイドホルモン / ラット |
研究概要 |
Langendorff冠灌流およびworking heart法を用いて、心のβ-受容体に対するカテコラミンによるdown regulationの発生の効果について検討した。 wister系雄ラットの皮下にカニューレを埋め込み、イソプロテレノール投与群はイソプロテレノール(10mg/kg/4.8ml生食/day)を6日間持続注入した。対照群は同じようにカニューレを埋め込み、生理食塩水(0.2ml/hr)を6日間持続皮下注入した。その後ラットをエーテルで麻酔し、心臓を摘出しLangendorff冠灌流およびworking heart法を行った。灌流開始直後、温度差や酸素不足のため心拍数はやや低めだが、5〜10分後に正常な拍動を始め、30分をコントロールとし3時間まで心拍数、冠灌流量を計測した。 その結果、対照群の心拍数は生体ラットとほぼ同じ値を示し、その後経時的に減少したが、灌流開始5時間後も一定の値を示し、灌流方法の適正さを示した。イソプロテレノール投与群は対照群と比較し、心拍数が25%、冠灌流量は30%ほど抑制され、down regulationの発生が起きていると考えられた。 以上の結果は、この実験方法でdown regulationの発生が得られることを示唆するものであり、今後ステロイドホルモンのup regulationの効果についても検討する必要があろう。
|