研究課題/領域番号 |
06671535
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
澄川 耕二 長崎大学, 医学部, 教授 (60028660)
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研究分担者 |
山口 美知子 長崎大学, 医学部, 助手 (60253671)
藤垣 徹 長崎大学, 医学部, 講師 (10156846)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 麻酔薬 / ハロセン / 不整脈 / カテコーラミン / エピネフリン / 心筋感作作用 / カリウムチャンネル開口薬 |
研究概要 |
麻酔薬の心筋感作作用においてK^+チャネルの果たす役割について検討した。まずラットを用いてエピネフリン不整脈閾値測定の実験系を確立した。ラットをハロセンで麻酔し、気管内挿管ののち人口呼吸器にて正常換気を行い、心電図と直接動脈圧をモニターした。不整脈は15秒間に4発以上の心室性期外収縮の発生とし、不整脈を誘発する最小投与量をもって不整脈閾値とした。エピネフリン投与量は指数的に変化させ、一回の注入時間は3分間とし、10分以上の間隔で繰り返した。不整脈発生時点で、血液を採取し血漿エピネフリン濃度を測定した。 3種類のK^+チャネル開口薬を用いて、ハロセン-エピネフリン不整脈への影響を調べた。ハロセン麻酔下のエピネフリン不整脈誘発投与量は生食水投与中(コントロール)で、5.21±2.08μg/kg/min(mean±SD;N=7)であった。KRN2397の投与中は用量依存症に上昇し、25μg/kg/minの投与により、エピネフリン不整脈誘発投与量は7.55±1.92μg/kg/min(N=8)に増加した。同様に、ニコランジル80μg/kg/min投与中は6.67±2.64(N=7)に、Y26763の5μg/kg/min投与中は7.33±1.14(N=7)にそれぞれ増加した。 以上の結果はハロセン-エピネフリン不整脈に対してK^+チャネル開口薬は抑制的に作用することを示している。作用機序として、心筋細胞の過分極に伴う興奮性抑制、Ca^<++>流入の抑制、心筋細胞保護効果等が考えられる。、またハロセン心筋感作作用の機序としてK^+チャネルの開口は可能性が低いことが示唆される。
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