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泌尿器科悪性腫瘍に対する末梢血幹細胞(PBSC)移植の腫瘍免疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671612
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

諏訪多 順二  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (30150618)

研究分担者 前田 平生  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30134597)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード末梢血幹細胞 / CD34陽性細胞 / コロニー形成試験 / フローサイトメトリー試験 / マクロファージ / CD69 / サイトカイン / 腫瘍免疫学 / PBSC / 腫瘍免疫 / 泌尿器科悪性腫瘍
研究概要

PBSC移植を患者に安全に臨床実施するためには、相当量のPBSCを採取する必要がある。本研究では、末梢血中のPBSC濃度を迅速に予測するために、造血前駆細胞のマーカーであるCD34陽性細胞の末梢血中濃度の測定を第一に確立し、CD34陽性細胞のモニタリングの有用性を検討した(Biotherapy)。CD34陽性細胞は、バイオアッセイ法であるコロニー形成試験のコロニー数と統計学的に高い有意性を示し(医学検査)、数時間で迅速に末梢血中のPBSC濃度の予断が可能となった。
PBSC移植が、従来の骨髄移植と大きく異なる点は、PBSC移植時に大量のマクロファージ(Mp)がPBSCと同時に輸送されることである。本研究では、このMpについてフローサイトメトリーによる解析を行いPBSC採取細胞中のMp表面にCD69抗原がPBSC動員治療中に発現しているとの知見を得た。このためMpは、サイトカインを分泌すると共に初期活性マーカーであるCD69を発現することが認められた。クローサイトメトリー試験を用いて単球をCD14抗体により標識しCD69抗体との2重染色による、単球上のCD69陽性率が上昇していることを報告した(日輸血学会)。さらに、CD14陽性、CD69陽性単球の末梢血幹細胞動員時における経時的変化について検討し、採取時期決定に有用な情報が得られることについて報造した(ISBT)。
本研究により的確にPBSC濃度の予測が可能となったことは、PBSC移植にとつて大きな成果の一つといえる。またCD69などのNK関連geneの活性は、なんらかの腫瘍免疫学的な変化の現象として考えられ、今後この方面でのさらなる研究が必要であると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] 諏訪多 順二.他: "固型癌患者における末梢血幹細胞(PBSC)採取の検討" Biotherapy. 9. 1150-1156 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 諏訪多 順二.他: "固型癌患者での末梢血幹細胞(PBSC)動員療法におけるCD34陽性細胞のモンタリング" Biotherapy. 9. 1417-1422 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 青柳麻理子.諏訪多順二.他: "末梢血幹細胞のコロニー形成試験における刺激因子変更とCD34陽性細胞について" 医学検査. 44. 1771-1776 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 前田 平生: "末梢血幹細胞移植マニュアル" 埼玉医科大学総合医療センター, 38 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Suwata J,et al: "Collection of peripheral blood stem cell in patients with solid tumor" Biotherapy. 9-9. 1150-1156 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Suwata J,et al: "CD34 positive cells monitoring under the peripheral blood stem cell(PBSC)mobilization" Biotherapy. 9-11. 1417-1422 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Aoyagi M,et al: "Colony formation assay under two different stimulating factor conditionings and CD34 positive cells in human peripheral blood stem cells (PBSC)" Igakukensa. 44-12. 1771-1776 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 諏訪多順二、他: "固型癌患者における末梢血幹細胞(PBSC)採取の検討" Biotherapy. 9. 1150-1156 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 諏訪多順二、他: "固型癌患者での末梢血幹細胞(PBSC)動員療法におけるCD34陽性細胞のモニタリング" Biotherapy. 9. 1417-1422 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 青柳麻理子、諏訪多順二、他: "末梢血幹細胞のコロニー形成試験における刺激因子変更とCD34陽性細胞について" 医学検査. 44. 1771-1776 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 前田平生: "末梢血幹細胞移植マニュアル" 埼玉医科大学総合医療センター, 38 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 諏訪多順二: "末梢血幹細胞採取におけるCD14陽性細胞についての検討" 日本輸血学会雑誌. 40. 320 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木康文: "末梢血幹細胞採取時におけるCD14陽性CD69陽性単球の変動" 日本輸血学会雑誌. 40. 974 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 青柳麻理子: "末梢血幹細胞コロニー形成試験における刺激因子の変更についての検討" 日本輸血学会雑誌. 40. 974 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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