研究課題/領域番号 |
06671673
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
高橋 恒男 横浜市立大学, 医学部, 講師 (60179497)
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研究分担者 |
多賀 理吉 横浜市立大学, 医学部, 助教授 (00107682)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | エストロゲン / 子宮内膜 / EGF / TGF-α / EGFレセプター / TGF-_α |
研究概要 |
1.マウスにEGFを投与するin vivo実験において、EGFはエストロゲンの子宮に対する増殖作用のmediatorであることが示された。 2.マウスに対しEGFに特異的な抗体を投与すると、エストロゲンの作用は著明に抑制された。 3.エストロゲン投与によりマウス子宮にはdose-,time-dependentなTGFα mRNAの発現を認めた。 4.TGFαの遺伝子発現は上皮により著明に認められた。 5.エストロゲンをマウスに投与して得られた子宮腔内液にはRIA法、Wester blot法により多量のTGFα蛋白が認められた。 6.TGFαの発現はエストロゲンに特異的で、他のステロイドでは認められなかった。 7.マウスに対しTGFαに特異的な抗体を投与すると、エストロゲンの作用は著明に抑制された。 8.TGFα,EGFは子宮に対して強力な増殖作用を有していることが判明した。 9.binding study、affinity labeling、リン酸化実験により、マウス子宮には機能的TGFα/EGFレセプターが存在することが明らかとなった。 10.EGF、TGFα、EGFレセプターのpathwayはマウス子宮の増殖・分化に重要な生理的役割を担っている。
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