研究課題/領域番号 |
06671690
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
兼子 智 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (40214457)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | アクロシン / 生体反応 / コンカナバリンA / セルアフィニティクロマトグラフィ / 沈降平衡 / 先体反応 / 卵膜融解 |
研究概要 |
1.修正Swim down法で運動精子を分離し、さらに低温処理して一時的に非動化した。運動AR+精子は細胞分離用連通管カラム法を用いてConAをリガンドとするcell affinity chromatography法により精製した。カラムからの溶出はマンノースまたは血清を用いた競合溶出を用い、AR+精子は25%血清で溶出された。 2.AR-精子はCaCl_2、NaHCO_3非存在下にキャピラール・撹拌密度勾配法で分離した。 3.Man存在下に精製AR+、AR-精子をFITC-ConA染色した結果、ARに伴い露出した先体内膜上にConAに高親和性を示す糖鎖群が局在することを認めた。360μM Manを添加することによりAR+精子先体部を特異的に染色し得た。 4.ARに伴う頭帽の脱落が細胞浮遊密度に与える影響を沈降平衡分析した。0.5Mショ糖を含む60%-98%Percollを用いて直線密度勾配を作成し、ここに洗浄精子を層積して沈降平衡に達するまで遠心分離した。その結果、AR±混合精子は4峰性に分布したのに対し、精製AR-・AR+精子は各々単峰性に分布し、AR-精子がcapacitationを経てAR+精子に至る過程で浮遊密度が減少することが明らかとなった。 5.洗浄ヒト精子を合成アルギニンアミドと培養すると、基質水解活性を示すが、精子中には少なくとも2種のアルギニンアミダーゼが存在し、アクロシン活性を選択的に測定することはできなかった。
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