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直接観察法による蝸牛側壁血流の測定:レーザドプラ法との比較

研究課題

研究課題/領域番号 06671707
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関杏林大学 (1995)
東京医科歯科大学 (1994)

研究代表者

長谷川 誠  杏林大学, 医学部, 教授 (70014107)

研究分担者 田村 俊世  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (10142259)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード蝸牛血流 / 直接観察法 / モルモット / 血流画像処理
研究概要

平成6年度の研究においては、蝸牛血管条の血流を色素を使わずに観察する方法を試み、研究分担者の田村俊世による画像解析プログラムを用いて蝸牛血流測定を行った。この方法は蝸牛第2回転の骨を内耳を損傷しないように除去し、膜迷路を露出させ,オリンパス実体顕微鏡(SZ6045,TRPT)により直接観察する方法であった。このテクニックはかなり困難であったが,その習熟効果により3匹中2匹において観察が可能であった。しかしながら,画像解析は一応可能であるが,常に一定の条件下で記録しないと画像処理したデータの信頼性に欠けるということが明らかになった。そこで平成7年度の目標として、造影剤を使用して赤血球のコントラストをより一層鮮明にすることを試みた。蛍光色素の赤血球への付着,あるいは色素静注により赤血球のコントラストを増強させることを今回検討したが,これらを用いないで直接観察する方法と比べて,特に優れたデータを得ることができなかった。そこで,造影剤を用いずに実体顕微鏡による直接観察法としレーザドプラ法による血流測定との比較を行った。その結果,ノルアドレナリンを例にとった場合,直接観察法により有意な蝸牛血流の変化を認めるためには,大量のノルアドレナリン投与が必要となり、測定感度の点ではレーザドプラ法の方が優れていることが示唆された。しかしながら、直接観察法は、血流状態を総合的に観察できるため、赤血球のコントラストを上げる工夫ができれば、その価値は高いと考える。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] N.Kobayashi,M.Hasegawa K.Yokoyama,T.Tamura: "Sympathetic Beta-agonist and Cochlear blood flao in Guined pig." Journal of Otolaryngology. 23. 97-101 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] N.kobayashi, M.Hasegawa, K.Yokoyama, T.Tamura: "Sympathetic Beta-agonist and cochlear blood flow in guinea Pigs." Journal of O to larymgology. 23. 97-101 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] N.Kobayashi,M.Hasegawa,K.Yokoyama,T.Tamura: "Sympathellc Beta-agonists and Cochlear blood flow in gulnec pigs" Journal of Otolaryngology. 23. 97-101 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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