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扁桃胚中心の免疫細胞組織学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671731
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

川端 五十鈴  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80008250)

研究分担者 田部 浩生  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (80236728)
木場 玲子  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (00192071)
石井 甲介  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30151319)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード扁桃 / 胚中心 / 免疫細胞組織 / Tingible body / アポトーシス
研究概要

平成6年度の科学研究費補助金の援助で下記の研究をおこなった。扁桃はリンパ組織であり、その胚中心はリンパ球の産生と同時に細胞の死滅の場所とされている。胚中心のリンパ球産生について私共はGratzner法によるBrdU(5Bromo-2'-deoxy Urine)モノクローナル抗体を用いて免疫組織学的に観察してきた。Thymidinの代わりにBrdUを取り込ませ、抗BrdUモノクローナル抗体で免疫染色された標識細胞は胚中心の中でも暗殻の対側の低極部に多数みられたので、リンパ球産生部位と考えられた。今回は生後のウサギ扁桃胚中心でリンパ球産生を検討した。生直後では胚中心は未発達で生後4週目より胚中心が生じて、7週目で多数の胚中心が観察できる。BrdU投与し、胚中心の発達とリンパ球産生を経時的に検討した。BrdU標識細胞は胚中心底極部に散見されたが、それ程多くはない。胚中心発達段階におけるリンパ球産生とあるいはリンパ球の由来についてさらに実験をおこなっている。胚中心での細胞死についての研究はFlemmingのTingible Korper(可染小体TK)の観察にはじまる。近年、生体内での細胞の自然死がApoptosisの概念で提唱された。最近Apoptosisを形態的に検出する方法が開発された。この方法で観察されるApoptotic bodyはマクロファージ(M)に喰食された死滅細胞の核すなわちTKである。Mの周辺の細胞を免疫細胞学的に観察し、Apoptosisの形態を検討した。また新生児家兎を用いて、胚中心の発達とApoptosisの関係を検討した。未発達の胚中心にはApoptosisはみられず、完成された形態に近づくとApoptosisが出現した。したがって胚中心にとってApoptosisは重要な機能と考えられた。以上の研究成績は第96回日耳鼻総会(5月)、第3回国際扁桃シンポジウム(6月)第8回口腔咽頭学会(9月)で発表の予定である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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