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歯周病関連菌由来の免疫抑制因子に対する免疫担当細胞受容体の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671894
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関日本大学

研究代表者

斉藤 重野  日本大学, 松戸歯学部・講師(専任扱い) (60072394)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード歯周病 / 歯周病関連菌 / 免疫抑制因子
研究概要

歯周病関連菌由来の免疫抑制因子に対する宿主免疫担当細胞側の受容体をin vitroで検索するに先がけてCampylobactor rectus、Prevotella loescheii、Porphyromonas gingivalisの可溶分画から免疫抑制因子の精製をHPLC-DEAEイオン交換クロマトグラフィー法およびゲルろ過法にて手がけた。宿主免疫担当細胞としてヒトリンパ球由来の培養株細胞を用い、この細胞への^3H-チミジン取り込み能の抑制を指標として溶出分画の免疫抑制活性を求めた。溶出分画はヒトのB細胞由来株細胞(BALL-1)、T細胞由来株細胞(Jurkat)および単球由来株細胞(U937)の^3H-チミジン取り込み能を供与量依存的に抑制した。ホルボールエステルにてマクロファージに分化させたU937にこのタンパク質を作用させると、この細胞からの培養液へのインターロイキン-1の分泌が抑制された。さらに、Jurkat細胞からのインターロイキン-2の分泌も抑制を受けた。ついで、免疫抑制因子を作用させた免疫担当細胞からmRNAを調整し、cDNAを合成することを試みた。しかし、cDNAライブラリーのスクリーニングを行うにあたり、精製標品の純度が問題になってきた。すなわち、因子タンパク質を精製する過程で細菌培養用培地中に含有するタンパク質成分と因子タンパク質との凝集を生じているとの疑問を持つようになった。したがって、精製タンパク質からアミノ酸配列を決定し、当初の計画のごとく、アミノ酸配列から対応するオリゴヌクレオチドプローブを作製することは困難となった。そこで、Actinobacillus actinomycetemcomitansのLeukotoxin遺伝子の塩基配列からオリゴヌクレオチドプローブをPCR法にて作製し、このプローブを用いてλgt10ファージライブラリーをスクリーニングする方法に転じ、検討中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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