研究課題/領域番号 |
06671906
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
朝妻 八男 新潟大学, 歯学部・附属病院, 助手 (20211005)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 正常歯周組織 / 第1大臼歯 / 全部鋳造冠 / 咬合異常 / 咬合音診断機器 / T-Sxcan System / 生理的許容範囲 |
研究概要 |
正常な歯周組織を有する第1大臼歯に全部鋳造冠(以下FCKとする)を装着し、かつ高さを増加を増加させながら咬合異常をもたらした場合の変化を咬合音診断機器とT-Scan Systemを用いて分析した。FCKは、咬頭嵌合位にてタッピングの際、口腔内での高さの再現性及び安定性が高く、咬合の高さを変化させることが可能なダブル冠とした。被検者10名について行った結果は次の通りである。FCKの高さは、圧接したpattern resinを慎重に取り外したのち、その厚みを測定した結果、工業規格の値に対して約10%の誤差があることを確認した。FCKの高さ0.00mmベースラインと0.06mm増の場合、咬合音波形は冠側、非冠側ともにインパクト型であり、高さ0.1mm増、0.2mm増加すると両側ともスライド型波形に変化し、咬合音持続時間は延長した。Total left-right(以下TLRとする)、Difference in front-back(以下DFBとする)、Tap Score(以下TSとする)も咬合音の変化と同様に、高さ0.1mm増、0.2mm増加とすると有意な変化を示した。すなわちFCKの高さを0.00mmベースラインと0.06mm増の場合、冠側、非冠側ともに大臼歯部を中心とした対称的な接触状態を示すのに対して、高さが0.1mm増、0.2mm増加すると咬合の中心が冠側へと移行する。TLR、DFB、TSからみた咬合接触は、高さ0.1mm、0.2mm増加すると、冠側ではなおFCKを装着した第1大臼歯を中心に接触しているのに対して、非冠側では大臼歯の接触する割合は減少し、小臼歯、犬歯の接触する割合が増加した。高さが0.1mmを越えると、咬合音及び咬合接触に有意な変化がみられたことから、FCKの高さの異常を認知し得る歯根膜の生理的許容範囲は0.1mm以内であることをあらためて確認した。
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