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マイクロ波重合型コンポジットレジンインレーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 06671915
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

占部 秀徳  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (10231185)

研究分担者 森川 明広  広島大学, 歯学部, 助手 (40230099)
佐藤 尚毅  広島大学, 歯学部, 助教授 (20136097)
新谷 英章  広島大学, 歯学部, 教授 (80034239)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードマイクロ波 / コンポジットレジンインレー / 重合開始剤 / フィラー / 表面処理剤 / マイクロ波重合
研究概要

審美修復材として使用されている光重合型コンポジットレジンは,前歯部のみならず臼歯部修復においても広く臨床応用されている。近年,操作性が簡便であることなどの理由により臼歯部への間接修復法が開発された。一般に間接修復法の重合方法は,光重合を行った後,加熱重合を追加して未反応のC=Cを反応させ,架橋密度の向上を目的としている。一方,義歯床用レジンの重合方法は,加熱重合,流し込みによる化学重合,光重合そしてマイクロ波重合など各種重合方法が検討されている。しかしながら,多官能性モノマーへのマイクロ波の影響についての報告は少なく,未だ不明な点が多い。
そこで本研究では,マイクロ波重合型コンポジットレジンインレーの開発として,マイクロ波がベースモノマーの重合性に及ぼす影響について検討を行った。その結果,重合開始剤の添加量の増加により重合性並びに機械的性質の向上をもたらすことが認められた。そして,重合開始剤添加量は,最低限ベースモノマーに対して0.5wt%必要であることが認められた。フィラー添加量の増加は,機械的性質を向上をさせフィラー粒径の違いにより強度に及ぼす影響が認められた。しかしながら,フィラー添加量が増加したにもかかわらず飛躍的な強度の向上が認められなかった。これは,重合体に1.0μm程度の気泡が存在し,さらに一部分でフィラー表面とベースモノマーとの結合が破壊されていたことに起因すると考えられた。したがって今後,マイクロ波重合型コンポジットレジンインレーの開発には,フィラーやその表面処理剤の改良の必要性が示唆された。また,マイクロ波を多官能性モノマーの重合に使用することは,今後のコンポジットレジンインレーの開発に大きく寄与するものと考える。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Taguchi,K.,Fukutomi,H.,Kuroda,A.,Kato,J.and Ohtake,H.: "Cloning of the Pseudomonas aeruginosa gene encoding CDP-diglyceride synthetase." Gene. (印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 占部秀徳: "光重合型コンポジットレジンへの多官能性モノマーの応用-希釈モノマーの影響-" 日歯保誌. 37. 11-16 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 占部秀徳: "窩洞形態並びに接着方法がコンポジットレジンインレー修復の予後成績に及ぼす影響" 広大歯誌. 26. 94-100 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] 占部秀徳: "コンポジットレジンインレー修復の4年後の臨床成績" 日歯保誌. 37. 1083-1089 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Wakasa,K.: "Exothermic Setting Behaviour in Dental Investment and Gypusm (Thermoanalytical Method)" 広大歯誌. 26. 263-266 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Wakasa,K.: "Depth of cure in bis-GMA-based resins:Effect of conserved temperature" J,Mater,Sci,Mater,in Med,. (in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Wakasa,K.: "A cure ratio at deeper layer in dental composite resin (a preliminary study)" J,Mater,Sci,Mater,in Med,. (in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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