研究課題/領域番号 |
06671933
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
堀口 優美 朝日大学, 歯学部, 講師 (70165596)
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研究分担者 |
渋谷 俊昭 朝日大学, 歯学部, 講師 (40206149)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 破骨細胞 / TIMP / 骨吸収 / 培養 / 骨吸収窩 / 抗体 / リコンビナント |
研究概要 |
TIMPはこのコラゲナーゼをはじめとするマトリックスメタロプロテイナーゼ群に対する特異的インヒビターであり、骨吸収のイニシエーションに関与すると考えられている。本研究の目的は成長因子としての破骨細胞の骨吸収活性に対するTIMPの影響を検討することである。 培養ウサギ破骨細胞をウシ骨片上に播種し、培養後に骨片上に形成された吸収窩を測定する実験系を用いて、培地中に含まれるTIMPの影響を検討した。まずFCSに含まれるTIMPを除くために抗TIMP抗体を用いたアフィニティカラムを用いてTIMP-1フリー、TIMP-2フリー培地を精製した。またTIMP-1、-2フリー培地にリコンビナントTIMP-1、リコンビナントTIMP-2を種々の濃度で加えることによる培地の影響を検討した。その結果破骨細胞に骨吸収活性はTIMP-2フリー培地中で優位に低下し、リコンビナントTIMP-2を加えることにより回復した。またTIMP-1フリー培地でも同様の傾向が見られたが、TIMP-2フリー培地よりも影響は少なかった。これらの結果から破骨細胞の骨吸収活性にはTIMP-2が関与する可能性が示唆された。そこでこの破骨細胞の骨吸収活性に対するTIMPの影響が、直接関与するのかあるいは間接的に関与するのかを確認する目的で破骨細胞のTIMPを産生の可能性やTIMPレセプターの存在やそのmRNAの発現性を免疫組織化学、ノザンブロッティングやハイブリダイゼーション法により検討を行っている。抗TIMP抗体を用いた免疫組織染色の結果からは破骨細胞の細胞内に陽性像が認められた。
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