研究課題/領域番号 |
06671935
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 大阪歯科大学 |
研究代表者 |
好川 正孝 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (70148451)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | αーリン酸三カルシウム / リン酸四カルシウム / コンドロイチン硫酸 / マクロファージ / 多核巨細胞 |
研究概要 |
αーリン酸三カルシウム(α-TCP)を酸化チタンを増粘剤として配合したクエン酸・タンニン酸液で練和したリン酸カルシウム系セメント(T-1)と、α-TCPをエックス線造影性を付与する目的で硫酸バリウムを添加したクエン酸・タンニン酸液で練和したリン酸カルシウム系セメント(T-2)、さらに、リン酸四カルシウムとリン酸水素カルシウムの当モル混合物をカルボキシメチルセルロースと少量の防腐剤を含む低濃度のクエン酸系緩衝液で練和したリン酸カルシウム系セメント(T-3)について、これらの生体親和性をラット皮下で検索した。 さらに、今回は、これらのリン酸カルシウム系セメントを根管充填用シーラーとして開発するための基礎的なデーターを得るためのin vivoでの実験として、ラット根管内にこれらのセメントを填入して、根尖歯周組織における組織反応についても検索した。 本件申請者らは、過去に、マクロファージあるいは多核巨細胞の出現がコンドロイチン硫酸を含有する他はT-3と成分が概ね類似するリン酸カルシウム系セメント(TDS)に顕著であることを確認したが、今回のT-1、T-2およびT-3では少なかった。これは崩壊率に由来し、T-1、T-2およびT-3は崩壊率がTDSより小さく、崩壊率はセメントに添加する物質によって影響されることが明らかになった。また、セメントの表面性状もマクロファージあるいは多核巨細胞の出現に影響する。すなわち、凝結硬化するT-3系のセメントは表面に微細な粒子が存在して、これを貪食するためにマクロファージあるいは多核巨細胞が出現する。キレート硬化するT-1やT-2の表面は滑らかで粒子は存在しないことから、マクロファージあるいは多核巨細胞を認めなかったと考えられる。 これらの組織所見と考察の詳細は日本歯科保存学雑誌に投稿中で、in vitroでの検索は現在続行中である。
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