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耐熱ストレス性を有するレジンセメントに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06671942
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

今井 庸二  東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (50013975)

研究分担者 平 曜輔  長崎大学, 歯学部, 助手 (40226725)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード接着 / 金属 / レジンセメント / 熱ストレス / 耐久性
研究概要

熱ストレスが金属の接着物に及ぼす影響を試作した種々のレジンセメントを用いて検討した。接着物を作製した後、熱サイクルが試験装置(耐久試験機)を用いて、その接着物を4℃と60C°の水中に交互に浸漬する熱サイクル試験を行った後、引張り接着強さを測定し、熱サイクル回数と接着強さの関係から耐久性を評価した。
1.リン酸エステル系モノマーで金属チタン表面を処理した後、メタクリル酸メチル/ポリメタクリル酸メチル(MMA/PMMA)系レジンセメントでアクリル棒あるいはステンレス棒と接着した。熱膨脹係数の大きなアクリル棒との接着では2,000回後に接着強さは初期値の70%程度に低下したが、チタンと熱膨脹係数の近似したステンレス棒では接着強さに変化はなく、よい耐久性を示した。
2.1.でのチタンの代わりに、チオリン酸エステル系モノマーで処理した金銀パラジウム合金を用い、1.と同様の実験を行った。アクリル棒との接着では、2,000回後に接着強さは初期値の20%ほどに大幅に低下し、金属表面処理剤の影響も現れた。
3.モノマーであるMMAに架橋剤としてエチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)を添加したセメントを試作し、チタンとアクリル棒の接着を行った。5,10%のEGDMAの添加で接着強さは、2,000回後で初期値の約20%、10%となり、急激に耐久性が低下した。
4.セメントの弾性率を低下させる成分として、PMMAの代わりにMMAと混和可能なフッ素系ポリマーを組み合わせたセメントを試作し、3.と同様な実験を行った。EGDMAの添加量が0-0.5%の場合には、接着強さは3,000回後でも低下はわずかであったが、1-10%ではその増加とともに急激に低下した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yohji IMAI: "Effect of resins on durability for thermocycling of metalresin bonding" Dental Materials. 11(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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