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コンポジットレジン修復に有効なエナメル質-象牙質一括処理剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 06671968
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

早川 徹  日本大学, 松戸歯学部, 講師(専任扱) (40172994)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードコンポジットレジン / 接着 / エナメル質 / 象牙質 / 光重合型ボンディング剤 / MTYA / GM / QTX
研究概要

現在,コンポジットレジンを歯質に良好に接着させるためには,エナメル質はリン酸エッチングを,象牙質はクエン酸やEDTA等でスメア-層を除去し,次にプライマーを塗布するという別々の前処理をした後で,エナメル質,象牙質にボンディング剤を作用させてレジンを充填するという方法が最も有効であるとされている.しかし,臨床的にはエナメル質を象牙質を別々に処理することは困難であり,大きな問題である.そこで,本研究ではエナメル質と象牙質とを同時に処理できるシステムを開発することを目的に,新規な光重合型ボンディング剤を試作し,このボンディング剤のエナメル質と象牙質とに対する接着性について検討した.
抜去後,直ちに冷凍保存した牛前歯を使用直前に解凍し,_<800,>1000の砥石で研磨したエナメル質,象牙質面を被着体とした.試作光重合型ボンディング剤をエナメル質,または象牙質面に1分間作用させた.乾燥後,プロテクトライナー又は,クリアフィルフォトボンドを塗布し,その後,シラックスプラスを充填した.レジン硬化後,37℃水中に1日保存した後に,引張接着強さを測定した.
その結果,A液が6%MTYA,70%GM,1%BSNa,0.3%NPGの混合水溶液,B液が5%グルタルアルデヒド,3%コハク酸,2%QTXの混合水溶液からなる光重合型ボンディング剤をフォトボンドと組み合わせて用いた時に,エナメル質に対して約10MPa,象牙質に対して約7MPaの接着強さが得られた.プロテクトライナーを用いた時には,象牙質に対しては約11MPaの接着強さが得られたが,エナメル質に対してはレジンが接着しなかった.

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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