研究課題/領域番号 |
06671975
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
甘利 光治 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (10067043)
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研究分担者 |
土屋 総一郎 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (70236909)
柳田 史城 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (60230265)
小坂 茂 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (40225412)
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研究期間 (年度) |
1994 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 合釘 / 三次元有限要素法 / 応力拡大係数値 |
研究概要 |
本年度はまず第一段階として、昨年度交付金により購入したパーソナルコンピュータおよびその周辺機器を用い、汎用有限要素法ソフトANSYS5.0Aにて合釘を装着した上顎中切歯を想定した幾何形状モデルを設計し、三次元応力解析を行った。昨年度はこの基本実験モデルについて、節点を共有させて亀裂としたモデル(直接生成法)と、実際に10マイクロメートルの厚みを持つ亀裂を想定したモデル(ソリッドモデリング)の2種を設定し両者の値について比較、検討をしたが、その結果から本年度は直接生成法を選択し、幾何形状モデルを作成し、これを基本実験モデルとして三次元応力解析を行った。本実験は歯根破折と歯質亀裂の消長との因果関係を三次元応力解析より得た応力拡大係数値から明らかにせんとするものである。第二段階として平成7年度の実験目標である基本実験モデルおよびこれをベースとして作成した合釘周囲歯質に発生している亀裂の方向、長さないし荷重条件などを種々変化させた実験モデルついて各々の応力拡大数値を求めた。さらにそれぞれの条件について求められた値に関して検討、考察を加え、亀裂の成長過程と歯根破折に至る因果関係について、その要旨を第94回の日本補綴歯科学会学術大会にて発表をした。大要は以下の通りである。上顎中切歯を支台歯とするポスト装着歯の歯根部歯質内に発生している亀裂に対して外力を加えると開口型変形(応力拡大係数KI)、面内せん断型変形(応力拡大係数KII)は荷重部位,亀裂の方向の如何にかかわらず亀裂が長くなるほど、また残存歯質が少なくなるほど応力拡大係数値が明らかに大きくなり、亀裂が進展、拡大し易く、面外せん断型変形(応力拡大係数KIII)については荷重部位の違いにより結果が異なり、辺縁隆線に対して近遠心2点荷重より近心1点荷重のほうが著しく大きな応力拡大係数値を示し、亀裂の進展や拡大がし易く、歯根破折に結びつき易いことが判明した。
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