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唾液腺開口分泌過程における低分子量GTP結合蛋白質の解析

研究課題

研究課題/領域番号 06672016
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

奥村 一彦  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (60194510)

研究分担者 冨岡 敬子 (富岡 敬子)  北海道医療大学, 歯学部, 助手 (10227613)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード開口分泌 / 低分子量GTP結合蛋白 / 耳下腺 / 分泌顆粒膜 / rho蛋白 / 低分子量GTP結合蛋白質
研究概要

三量体GTP結合蛋白質は、細胞膜上で情報変換因子として役割を果たしているが、これとは別に細胞内に存在している低分子量GTP結合蛋白質の存在が見いだされ、しかも分泌細胞ではその分泌顆粒膜に挿入されて構成分子の一員を担っている。そこで、耳下腺腺房細胞における低分子GTP結合蛋白質が分泌顆粒膜に存在し、アミラーゼ分泌についてどの様な役割を果しているか検討した。
初年度においては、ラット耳下腺からHopferらの方法によって分泌顆粒を得てここから分泌顆粒膜を調整した。この分泌顆粒膜にたいしてGTP-overlay assayを行った結果、20kd-25kdの範囲に2本のGTP結合性蛋白質のバンドを認めた。同様のバンドは細胞膜においても発現していた。本年度においては、これらの結果をもとに、既存蛋白質との異同を検討すると共に本蛋白がアミラーゼ分泌におよぼす影響を検討した。
[方法と結果]
1.ラット耳下腺腺房細胞から得られた分泌顆粒膜をSDS-PAGEで蛋白展開し、PVDF膜に転写後[^<32>P]GTPによるbinding assayを行いGTP結合蛋白質を確認した。さらに、このPVDF膜を抗rho Aおよびrho B抗体を用い、免疫ブロットしたところ、両者の抗体に反応する分子量21kd付近のバンドを認め、このバンドはbinding assayによって発現しているバンドと一致した。
2.rho蛋白をADP-リボシル化するbotulinum C3 exoenzymeで2-3時間耳下腺腺房細胞を前処理したのち、イソプロテレノールまたはカルバコールで分泌刺激した。その結果、アミラーゼ分泌が抑制された。
以上のことから、分泌顆粒膜に存在するGTP結合蛋白質の一つは、rho蛋白であり、本蛋白はアミラーゼ分泌機構に深く関与することが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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