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三次元顎運動測定システムによる顎関節内障患者の顎運動解析

研究課題

研究課題/領域番号 06672025
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

斉藤 力  東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (80103357)

研究分担者 須賀 賢一郎  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (80246339)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード6自由度顎運動測定システム / クローズド・ロック / 関節鏡視下剥離授動術 / 回転運動 / 滑走運動 / 関節鏡視下剥離受動術 / 慢性クローズドロック / 顎関節鏡視下剥離授動術 / 顎運動 / 切歯点 / 顆頭点 / 6自由度
研究概要

6自由度顎運動測定システムを用いてクローズド・ロックにおける治療前後の比較検討をおこなった。
結果および考察
治療前の開口量は対照では平均46mm、片側ロック、両側ロックともに平均26mmと小さく、片側ロックでは開口時偏位量が平均3.8mmと大きな値を示した。下顎頭移動量は習慣性開閉口運動において、対照が19.0mm、片側クローズド・ロック患者の健側が8.0mm、患側が4.1mmであり、両側ロック患者が3.2mmともっとも小さな値を示した。また側方運動において、対照が9.3mm、クローズド・ロック患者健側が7.3mm、患側が5.9mm、両側ロックが5.1mmの順であった。このように片側クローズド・ロック患者の患側ならびに両側クローズド・ロックでは各種顎運動で著しく小さな値を呈した。しかし片側クローズド・ロック患者の健側下顎頭の移動量は習慣性開口運動よりも側方運動や前方運動で大きな値を示すという興味深い結果が得られた。これらは習慣性開閉口と前方運動、側方運動での顆路の違いによるものでないかと考えられた。
関節鏡視下剥離授動施行患者は術後2か月、6か月と開口距離は増加するものの、著明な患側下顎頭滑走量の増加はみられない。しかし、下顎頭回転量の増加、健側下顎頭滑走量の増加がみられた。また習慣性開口運動における矢状顆路角は術後、緩やかになり対照のそれに近づく傾向があった。関節鏡を施行した慢性クローズド・ロック患者の治癒過程において開口量の増加は顆路角の変化、回転運動、健側下顎頭滑走量の増加の要素が関係していることが考えられた。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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