研究課題/領域番号 |
06672040
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須佐美 隆史 東京大学, 保険管理センター, 講師 (80179184)
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研究分担者 |
高戸 毅 東京大学, 医学部, 助教授 (90171454)
黒田 敬之 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (10013939)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 小下顎症 / 骨延長 / Ni-Tiコイルスプリング / 顎発育 / 顔面非対称 / Hemifacial microsomia |
研究概要 |
実験は、小下顎症の実験モデルの作成と、矯正用Ni-Tiコイルスプリングを用いた体内埋め込み式骨延長器の効果の検討から着手した。 実験モデルはラットを実験動物とし、当初胎生18日に子宮内手術を行い片側下顎枝を切断、その後成長させることを試みたが、出生が困難であること、たとえ出生しても長くは生きないことが明らかとなった。そこで、出生1週目に片側下顎枝を切断し、生育を試みたところ、正常ラットに比し体重増加は劣るものの、順調に発育し、切除後1カ月には下顎の切除側偏位が明らかになり、実験モデルとして有用であることが明かとなった。 骨延長器の効果については、矯正用Ni-Tiオープンコイルスプリング(200g)を力源とし、矯正用1.2mmCo-Cr合金線を主線、0.8mmCo-Cr合金線を補助線とする体内埋め込み型骨延長装置を開発、ウサギを実験動物としてその効果を検討した。実験は片側下顎骨を第一、第二臼歯間で切断し、口腔外科用0.3mm結紮線にて装置を切断部の前後に固定することにより行った。装置装着時にはオープンコイルスプリングは最も圧縮した状態で結紮線で固定し、装着時には骨延長力が発現しないようにした。その後、待機期間として1週間おきコイルを抑制していた結紮線を切断、延長力を発揮するようにした。その結果、6週後には明らかに装置装着側の下顎が延長され、オトガイ部が非延長側に偏位、その一方で、下顎切歯は下顎の偏位を代償するように、延長側に傾斜した。この時点でX線写真により延長側と非延長側の下顎長を測定したところ、延長側は非延長側に比べ約4mm長く、本装置の有用性が確認された。現在コイルスプリングの力による効果の違い、適切な待機期間について検討を加えると共に、延長部位について解剖学的検索を加えているところである。
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