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抗ウイルス活性物質ヘンオキサゾールAの合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 06672106
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関千葉大学 (1995)
名古屋市立大学 (1994)

研究代表者

濱田 康正  千葉大学, 薬学部, 教授 (90117846)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードヘンオキサゾール / 抗ウイルス活性物質 / 合成研究 / ヘンオキキサゾールA / (S)-1,2,4-ブタントリオール / Wacker酸化
研究概要

ヘンオキサゾール類は,1991年比嘉らにより沖縄県宮古島近海より採取された海綿の一種,Polyfibrospongia sp.より単離された生理活性物質である。その構造は,ビスオキサゾール核を中心に、左側にはテトラヒドロピラン部分,右側にはトリエン部分の3つの部分より成っている。ヘンサオキサゾールAは,herpes simplex(単純包疹)virus type Iに対し活性、細胞毒性が認められている。以上のように,ヘンオキサゾール類は生理活性的にも構造的にも非常に興味深い化合物である。
ヘンオキサゾールは,テトラヒドロピラン部分,オキサゾール部分,トリエン部分に分けられるので,まず,テトラヒドロピラン部分とトリエン部分を合成し最後にオキサゾール環を構築するというルートで合成を進めた。
トリエン部分の合成は市販の(R)-3-ヒドロキシ-2-メチルプロピオン酸メチルから出発し、アリルブロム体を合成し、これをパラジウムを触媒としてビニルスズ体とクロスカップリングすることにより達成した。
テトラヒドロピラン部分の合成は(S)-1,2,4-ブタントリオールから出発した。まず1,2-ジオール部分の選択的保護体へ誘導し、次に末端水酸基をParikh-Doering法により酸化してアルデヒドとした後、不斉アリル化反応を用いてanti-1,3-ジオール体のみを選択的に得た。次に,二級水酸基をTBS基で保護し,末端オレフィンをWacker酸化したところ,目的とするメチルケトン体を得た。
現在、上のメチルケトン体からテトラヒドロピラン部分の合成を検討中である。

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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