研究課題/領域番号 |
06672165
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
岡島 史和 群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (30142748)
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研究分担者 |
正 公枝 群馬大学, 生体調節研究所, 教務員 (40201561)
近藤 洋一 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (70008598)
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研究期間 (年度) |
1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | GTP結合タンパク質 / 百日咳毒素 / アデノシン / 甲状腺刺激ホルモン / クロストーク / アンチセンス / cAMP / イノシトールリン酸 |
研究概要 |
ネオマイシン耐性遺伝子を有するプラスミドにG_<i2>αサブユニットのコードする遺伝子をアンチセンス配列に組み込んだプラスミド(Gi2αSRαNeo)を、また コントロール実験としてはネオマイシン耐性遺伝子のみを含むプラスミドをFRTL5甲状腺細胞にトランスフェクトしG418に耐性の細胞をそれぞれ6個クローニングした。それらの細胞より細胞膜画分を調製しG_<i2>αに特異的な抗体によるウエスタンブロッテイングによりG_<i2>αが約50%に低下しているクローン細胞(DFR2AS5)を得た。この細胞および対象として野性株(FRTL5wild)、ネオマイシン耐性遺伝子のみをトランスフェクトした(DFRNeo3)の3種の細胞について、TSHによるcAMP生成、イノシトールリン酸蓄積応答、また、そのTSH作用に対するアデノシン作用を調べた。我々はすでにアデノシンはTSHのcAMP生成作用を低下させ、一方、イノシトールリン酸蓄積作用を増強することを見いだしているが、アンチセンス遺伝子をトランスフェクトしたDFR2AS5細胞ではアデノシンによるTSH作用の増強作用が対象細胞での応答の約50%に低下していることが見いだされた。しかし、TSHのcAMP生成に対する抑制作用には影響しない。以上の結果は甲状腺細胞においてG_<i2>がアデノシン(A1)受容体とTSH受容体のクロストークによる少なくともイノシトールリン酸蓄積増強作用を仲介していることを示唆している。
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