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α1-酸性糖タンパク質の甲状腺ホルモンによる誘導機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 06672178
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関金沢大学

研究代表者

松川 通  金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (30219414)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワード甲状腺ホルモン / グルココルチコイド / 急性期たん白質 / α1-酸性糖タンパク質
研究概要

α1-酸性糖タンパク質(AGP)遺伝子の甲状腺ホルモンT3やグルココルチコイドによる転写活性化に伴い、遺伝子5′上流のDNA領域にクロマチンの構造変化が起き、それはDNasel感受性の変化として検出される。転写開始点に近い二つの高感受性部位HS1,HS2についてその近辺のDNA領域がどのように転写活性化に関わっているかをラット肝臓とラット肝臓由来の培養細胞を用いて調べた。
1)HS2近辺のDNA領域に結合するタンパク質のフットプリントを行った。3カ所のサイトが検出され、各々のサイトには複数のタンパク質が結合するようである。現在各タンパク質の精製を行っている。
2)T3による誘導にはHS1やHS2を含む領域が必要であったが、グルココルチコイドによる誘導にも必要であることがわかった。HS1とHS2の効果はアディティブで両方あると最大の効果を示した。
3)HS2断片に結合するタンパク質を調べたところ、グルココルチコイド処理後、結合活性の大きな上昇がみられ、このタンパク質の結合活性上昇とクロマチンの構造変化には関連があると思われる。
4)培養細胞RLN‐10において、グルココルチコイドによるAGPの誘導をT3やレチノイン酸が押さえることが示された。この抑制機構についても検討したところ、抑制にはTRE、HS1やHS2DNA領域は関与していないことがわかった。この抑制機構はT3やレチノイン酸の今までに知られていない新しい作用機構を示していると思われ、現在詳細を解析中である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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