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アスコルビン酸によるB細胞上の神経成長因子受容体の発現と免疫応答

研究課題

研究課題/領域番号 06672182
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関岡山大学

研究代表者

山本 格  岡山大学, 薬学部, 教授 (20028848)

研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1994年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードアスコルビン酸 / ビタミンC / アスコルビン酸-2-グルコシド / 神経成長因子(NGF) / NGF受容体
研究概要

最近、我々は安定型アスコルビン酸誘導体、アスコルビン酸-2-グルコシド(AA-2G)を用いて、アスコルビン酸(AsA)の生体防御作用メカニズムを研究する過程で、アスコルビン酸の抗体産生増強作用が、神経成長因子(NGF)により相乗的に促進されることを発見した。
本研究では、まず、AA-2G以外の安定型アスコルビン酸誘導体、AA-2P、AA-2S、デヒドロアスコルビン酸においても上記作用が認められるか否かを検討した。その結果、本作用は、AA-2Pでは認められるが、AA-2Sやデヒドロアスコルビン酸では認められなかった。この結果から、AA-2Gの作用は、細胞膜面上でのα-グルコシダーゼで切断され、遊離したASAによるものであることが示された。次にAA-2Pにおいても、AA-2G同様、B細胞上のNGF受容体発現増加作用が認められるか否かを検討した結果、AA-2PによってもAA-2Gと同様の作用のあることが判明した。
最後に、AA-2GによるNGF受容体発現増加作用がBリンパ球以外の細胞でも認められるか否かを検討した結果、白血病細胞のいくつかに同様の作用を認めた。以上の結果から、神経系と免疫系の相互作用にビタミンCが重要な役割を果たしていることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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