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Apoptosis(予定死)を制御する薬剤の検索

研究課題

研究課題/領域番号 06672186
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関山口大学

研究代表者

小林 信之  山口大学, 医学部, 助教授 (30150329)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードアポトーシス / Fas
研究概要

本研究から以下の点が明らかとなった
1。Fas遺伝子のプロモーター活性調節の検討.
我々は、HIV感染によりFas遺伝子の誘導が引き起こされることを見いだしており、Fas遺伝子誘導を引き起こすHIV遺伝子の同定を行なうことを目的として、まず第一にFasプロモーターの解析を行った。その結果Fas遺伝子プロモーター領域には真核生物遺伝子プロモーターに広く見い出されるTATAボックスは存在せず遺伝子発現調節因子NF-IL6結合配列がすくなくとも5ヵ所存在することが明らかとなった。NF-IL6は炎症等にともない発現制御がおこなわれる転写制御因子であり、Fas遺伝子の制御機構かいめいできわめて興味深いものである。本結果については現在投稿中である(Wada N et al.Transcription stimulation of the Fas-Encoded Gene by NF-IL6 upon influenza virus infection).
2。Fas蛋白の生体内分布の解明。
生体内におけるFas蛋白の分布を明かにすることにより、生体内で行なわれているapoptosisの関与する生理現象を解明する。その目的のために免疫組織染色に使用可能な抗Fas抗体を作成し(Kouji T et al.Acta Histochem Cytochem 1994)、ヒト胸腺細胞(Kouji T et al.Acta Histochem Cytochem 1994)、肝臓細胞(Okazaki,M et al.Int'l Commun.Hepatitis 1995 印刷中)等でのFas抗原の発現を検索した。
3。Fas蛋白に生体内で作用するnatural legandの検索
現在まで生体内でFas蛋白に作用する物質は明かにされていないので、その物質の検索を行ったが、本年度までに見い出すことはできなかった。引き続き検索を続けていく計画である。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Oka,S.: "Genetic Analysis of HIV-I during Rapid Progression to AIDS in an Apparently Healthy Man." AIDS Resarch and Human Retroviruses. 10. 271-277 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Koji,T.: "Immunohistochemical localination of Fas antigen in paraffin sections with rabbit antibodies against human synthetic Fas peptides" Acta Histochem Cytochem.27. 459-463 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Okazaki,M.: "Immunohistochemical study of Fas antigen in liver of patients with chronic hepatitis or autoimmune liver disease" Int'l.Commun.Hepatitis. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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