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ヒト1番染色体特異YACライブラリーの作製

研究課題

研究課題/領域番号 06672263
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 人類遺伝学
研究機関国立小児病院

研究代表者

永渕 成夫  国立小児病院, 小児医療研究センター・先天異常研究部・遺伝染色体研究室, 室長 (70218022)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
キーワードYAC / ヒト1番染色体 / Schistosoma mansoni
研究概要

ヒト1番染色体のみをヒト由来の染色体として持つヒトーマウスの雑種細胞(A9-Neo1)を材料として、ヒト1番染色体特異的なYACライブラリーの作製を試みた。計10回の形質転換を行なうことで約45,000のYACクローンを得ることができた。得られたYACのサイズは、パルスフィールド電気泳動によって確認したところ平均235kbであった。そのほとんどはマウスDNA由来のYACと考えられたため、ヒトおよびマウス特異的なDNAを用いてコロニーハイブリダイゼーションを行ない、ヒト陽性、マウス陰性のクローンを選択したところ、ヒトDNA由来のYACは17クローン、ヒトDNAとマウスDNAの両方に由来するキメラYACは5クローンであり、予想されるよりヒトDNA由来のYACを得られる効率が悪いことが判明した。ヒト1番染色体を約250Mbと仮定すると、3倍カバーするYACライブラリーの完成には、平均235kbのYACが約3,200クローン必要なため、現在の効率では必要数のクローンを得るのは困難である。ヒト染色体特異YACライブラリーの作製には、ヒト由来のYACがより高率に単離できるような雑種細胞を用いることや形質転換の効率を改善することが必要と考えられる。
なお、筑波大学基礎医学系田中講師との共同研究により、寄生虫の一種であるSchistosoma mansoniのYACライブラリーが完成し、このライブラリーを用いたゲノム解析が進行中である(Mol.Biochem.Parasitol.69:41-51,1995)。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Nagafuchi S.: "Expansion of an unstable CAG trinucleotide on chromosome 12p in dentatorubral and pallidoluysian atrophy" Nature Genet.6. 14-18 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Nagafuchi S.: "Structure and expression of the gene responsible for the triplet repeat disorder,dentatorubral and pallidoluysian atrophy(DRPLA)" Neture Genet.8. 177-182 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Ono M.: "Molecular cloning of cDNA encoding the precursor for hamster growth hormone-releasing factor" DNA sequence. 5. 93-102 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Odawara M.: "Lack of association between mitochondrial gene mutation np 3243 and type 1 diabetes mellitus and autoimmune thyroid diseases" Lancet. 344. 1086 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Tanaka M.: "Yeast Artificial Chromosome(YAC)-based genome mapping of schistosoma mansoni" Mol.Biochem.Parasitol.69. 41-51 (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Komure O.: "DNA analysis in hereditary dentatorubral-pallidoluysian atrophy:correlation between CAG repeat lenght and phenotypic variation and the molecular basis of anticipation" Neurology. (in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1996-04-08   更新日: 2016-04-21  

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